「麒麟がくる」テロップで放送一時休止を告知 次回予告の代わりに今後の展望「本当に麒麟はくるのか?」

[ 2020年6月7日 20:45 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」第21話。今川義元を倒した織田信長と語り合い、信長と別れた明智光秀(長谷川博己)(C)NHK
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 俳優の長谷川博己(43)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)は7日、第21話がオンエアされ、新型コロナウイルスの影響のため、この夜の放送をもって一時休止に入った。収録は4月1日からストップ。既に公式サイトなどで告知していた放送一時休止はこの夜、改めてテロップでも告知。次回予告の代わりに「これからの麒麟がくる」と題したスポットが流れ、今後の展開を紹介した。撮影再開は6月末から7月初旬、放送再開は8月下旬の予定。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 この夜のオンエアの最後に「『麒麟がくる』は、新型コロナウイルスによる収録の一時休止に伴い、次回からの放送を休止いたします。再開についてはHP等でお知らせいたします」とテロップが表示された。

 この夜は中盤最大のヤマ場「桶狭間の戦い」(1560年、永禄3年)が描かれ、次回予告の代わりは「これからの麒麟がくる」。足利義昭役・滝藤賢一(43)近衛前久役・本郷奏多(29)らの映像とともに「将軍暗殺計画」「若き破天荒関白 近衛前久」「新将軍擁立」「室町最後の将軍 足利義昭」「宿敵の台頭」「更なる混沌が待ち受ける」「本当に麒麟はくるのか?」と次々にテロップ。最後は馬上の光秀の映像。「本当に麒麟はくるのか?」のテロップに「のう、十兵衛(明智光秀)。わしに仕える気はないか?」という織田信長(染谷将太)の声が重なり、期待を高めた。

 ドラマの当初の予定通り全44話の方向。6月末から7月初旬の収録再開に向け、ロケ地などの調整に入る。放送再開は8月下旬となる予定で、最終回が来年になることは決定的。視聴者のニーズに応えるためにも、制作陣は越年覚悟で撮影再開を準備している。

 来週6月14日からは「麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル」を放送。第1弾は大河ドラマ歴代最高視聴率をマークした1987年「独眼竜政宗」。当時27歳の主演・渡辺謙(60)が撮影の舞台裏を語る。

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2020年6月7日のニュース