徳光和夫 まゆゆ総選挙Vでみせた涙「アイドルではなく女優的な美しさがあった」

[ 2020年6月6日 11:44 ]

徳光和夫
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 フリーアナウンサーの徳光和夫(79)が6日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演し、AKB48の元メンバーで1日に引退を発表した渡辺麻友さん(26)の思い出を語った。

 突然の引退表明に「驚きましたね、本当にね」と感想を述べた後、「私、5年間以上、総選挙の順位発表を、それに伴いますAKBのお嬢さんたちのインタビューをさせてもらったんですけども」と総選挙で進行を務めた関りを紹介。「渡辺まゆゆさんはですね、最後までちょっと輪郭がつかめなかった、そんなアイドル」と振り返った。

 「周囲の大人たちが評価しているように、まさに正統派アイドルっていうんでしょうかね」と指摘。「つまり自分の愛らしさをよく知っているし、ころあいの良い媚びり方であるとか、甘え方であるとか。昨今のアイドルに不可欠な自己主張ですね。すべて彼女は高得点を持ってたんであります」と評価しつつ「それ以外にも何かあるっていうのを常に漂わせていたんですよ」とも語った。

 「僕だけの感じ方、受け止め方かもしれないんですけど」と前置きし、「指原莉乃が断然という総選挙があって…莉乃ちゃんが2位だったわけですよ。その時に(まゆゆさんと最後まで)2人残って」と2014年の第6回総選挙のエピソードを披露。

 「“第2位指原莉乃”と僕が読み上げたんですね。そう言いながら渡辺麻友を見たんですよ。指原莉乃はえっと驚いたような顔だったんですけど、渡辺まゆゆが小さなため息をつきながら…チラッと涙が見えたんだね。この時の表情がアイドルではなくてですね女優的な美しさがありましたね。だから彼女もてっきり女優でいかれるんじゃないかなと思ったんであります」と、グループ卒業後も女優として順調に歩んでいくと見ていたようだ。

 「まゆゆの話をしながらムード歌謡コーラスのコーナーというのもどうなのかなと思うんですけども。元アイドルではなかったのかなという女性が登場する曲」として、ロス・プリモスの「雨の銀座」(1967年)を紹介。「この歌聴いておりますとね、渡辺麻友が何となく浮かぶんでありますよ」と説明すると、石川みゆきアナウンサーが象徴的な歌詞に重ねて「女の意地みたいなところですか?」と質問。

 徳光は「彼女自身があれだけ大好きだったアイドルを卒業すると決断したんだと思います」と、引退の選択に理解を示した。

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2020年6月6日のニュース