【アマビエ・チャレンジ】夏木マリ 生きることを考える時間

[ 2020年5月22日 05:30 ]

夏木マリが描いたアマビエ
Photo By スポニチ

 新型コロナ禍で、疫病を鎮める言い伝えがある妖怪「アマビエ」が人気だ。江戸時代の瓦版に載った半人半魚の妖怪で「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と告げたという。“令和の瓦版”スポニチでは、著名人がコロナ退散を祈願して本紙に寄稿してくれたアマビエの写し絵を毎日掲載します。江戸の人々は妖怪のお告げ通り、その絵を門口に貼ったと伝えられています。

 【女優・夏木マリ】

 汚染された水により海の生き物が死んでいく事実、これまでの大災害、氷山が解け、干ばつが襲う。そして、終わらない戦争…。今、地球の空気は奇麗になり、この疫病は、あなたたちを目覚めさせるために来たのだという手紙を見ました。

 アマビエ、私自身も200年近く前にこの国を目覚めさせるために現れたのです。今、あなたのカレンダーには、仕事も旅の予定もないけど、その代わりたっぷり時間はある。私が現れる時は、生きることを考える時間なのです。

 ◆夏木 マリ(なつき・まり)1952年(昭27)5月2日生まれ、東京都出身の68歳。71年に本名の中島淳子で歌手デビュー。73年に現在の芸名で発表した「絹の靴下」がヒットし、注目を集めた。93年から主宰舞台「印象派」をスタート。01年にジブリ映画「千と千尋の神隠し」で湯婆婆(ゆばーば)の声を担当。11年5月にパーカッション奏者の斎藤ノヴと結婚した。

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