徳光和夫「官邸と検察にこそディスタンス!」、川柳で検察庁法改正案を批判

[ 2020年5月16日 20:21 ]

徳光和夫
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 フリーアナウンサーの徳光和夫(79)が16日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。検察官の定年を延長する検察庁法改正案についてコメントした。

 新型コロナウイルス感染に収束が見えない中での法改正に対して、SNS上で抗議意思を示す活動が芸能人にも広がっている。徳光は「このコロナ禍の危機のさなかに、日本の民主主義といたしまして、見過ごすことができないという、そういった緊急事態が発生している」と切り出し、「それが例の検察庁法改正案ですね」と持ち出した。

 「何で今なのだろうって、本当これこそ不要不急じゃないかなと思ってならない」と徳光。松尾邦弘元検事総長ら検察OB十数人が、同案に対する意見書を法務省に提出したことに触れ、「元検察のトップが政府提出法案に反対を公言するという、極めて異例で。僕今まで見たことないな。これは大きい問題だと思う。看過してはいけない」と語った。

 安倍晋三首相が記者会見で発した「コロナ時代」との表現に違和感があるとも。「焦りがあるか分からないですけど、言葉も乱雑になってきた」と指摘し、「コロナ時代って使うでしょ。もうちょっと前向きに取り組んでいることを、何とか時代って言ってもらいたい。これもひっかかるなという感じです」と話した。

 番組のラスト、徳光が自作の川柳を披露することが恒例となっている。「検察庁法案の改正はなんでいいのかと思っちゃいます」と口にした後、「どさくさに まぎれ強引 矢のごとし」と句を詠んだ。「官邸と検察にこそディスタンス!」と声を大にし、締めくくった。

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