濃厚接触者になるということ、家族の難しさ…鈴木おさむ氏明かす 観察期間明け、妻・大島美幸は泣いた

[ 2020年5月16日 18:55 ]

放送作家の鈴木おさむ氏
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 放送作家の鈴木おさむ氏(48)が16日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲスト出演。先月、お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこ(41)が新型コロナウイルスに感染し、相方として妻の大島美幸(40)が濃厚接触者となったことで「意識が変わった」と家族としての心境を明かした。

 番組出演直後は、自身が脚本を担当する話題のテレビ朝日ドラマ「M 愛すべき人がいて」(毎週土曜後11・15)の話などを楽しく話していたが、「ナイツ」塙宣之(42)から「何か今、話をしたいことってありますでしょうか?」と振られると「妻がコロナの濃厚接触者になりました」と自ら話をし始めた。

 黒沢は3月21日に発熱の症状が見られ、その後回復するも、味覚、嗅覚異常の症状のみが残存し、回復が見られないことから都内の保健所に連絡し、複数の医療機関を受診。4月2日に受診した医療機関でCT検査を行ったところ肺炎の診断を受け、最終的にPCR検査を受診し、3日夜に新型コロナウイルスに感染しているとの診断を受けた。現在は回復して仕事復帰も果たしている。

 鈴木氏は黒沢の味覚異常でコロナを疑った背景には阪神・藤浪晋太郎投手(26)の感染発表があったとし、妻の大島から「黒沢さんが陽性になった」と連絡があった時のことを「ええっ!ってなって。やっぱそこからが景色が変わりましたよね」と回想。それまではどこか他人事だったが、濃厚接触者とその家族という立場になり、生活は一変したという。保健所からは「旦那さんとお子さんは普通に生活してください」と言われたそうだが、来月5歳になる長男・笑福(えふ)くん(4)に新型コロナの恐ろしさを説いても当然ながら完全には理解できず。大島は自宅内で家族と距離を取って生活することになったが「やっぱり走って抱きつきたくなるんですよね」と長男が母恋しさから取る突然の動きを制御する難しさを打ち明けた。

 「コロナって怖いからってことを教えるんですけど、あんまり恐怖感を与えるのもどうかなって。不安になっちゃうっていうのもあって…」と親としての葛藤を明かした鈴木氏。「黒沢が陽性になったって瞬間にどっか他人事であったことが…本当に気を付けましたし、もう手洗い、うがいのやり方から。ちょっと仕事で外に出た後シャワー浴びるとか含めて。ちょっと体調悪いなって思ったらすぐ寝るとか。免疫上げようとか。もうとにかくそういうことをやりましたけど」。

 黒沢の感染がニュースになったしばらく後に自宅マンションで消毒作業が行われたことも明かし「多分、一緒にマンション住んでる方が。当然、気にしますよね。それは仕方ないことだと思うんですけど、ちょっとそれで『うちのせいかもしれない』とかって思ってたりしてた」と鈴木氏。「観察期間が終わったってインスタに上げたらほとんどしゃべったことのないマンションの方からボックスに花が届いてて。いろんな気持ちがあったと思いますけど『本当にお疲れ様でした』っていう花が届いてたんですよ。それで泣いちゃって、うちの奥さん。やっぱり申し訳ないって気持ちがあるんですよね」と大島の心痛についてもしみじみと語った。

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2020年5月16日のニュース