TKO木下 松竹芸能退所 テレビ“復帰”難しく…YouTuber視野 木本とのコンビは継続

[ 2020年3月6日 05:30 ]

松竹芸能を退所することが分かったTKOの木下
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 お笑いコンビ「TKO」の木下隆行(48)が所属する「松竹芸能」を退所することが5日、分かった。松竹芸能がこの日、公式サイトで「3月15日をもって弊社を離れる事になりました」と発表した。

 木下もこの日、ツイッターで退所を報告し「僕を28年間育ててくれた松竹芸能に感謝いたします」とつづった。TKOは解散せず木下はフリーで活動、相方の木本武宏(48)は事務所に残って芸能活動を続ける。

 木下は昨年9月に複数の週刊誌で、後輩芸人にペットボトルを投げつけるなどのパワハラ疑惑が報じられていた。事務所関係者は「パワハラは事実。本人は反省しており、一度自分を見つめ直したいという申し出があったので話し合いの末、退所することになりました」と明かした。

 パワハラ疑惑が報じられてから、木下はテレビに出演せず、SNSも一切更新しない活動自粛状態だった。本紙の取材では、自粛期間中に女性問題などの素行不良があったため、退所という結論になったとの情報もある。

 レギュラー出演している毎日放送のラジオ番組「ゴチャ・まぜっ天国!」(関西ローカル、木曜後11・30)には引き続き出演。個人でアパレル関連の事業も展開している。木下をよく知るテレビ局関係者は「パワハラ騒動の影響もあって、当面の間、テレビ出演は難しい。今後ユーチューバーとしてデビューすることも視野に入れているそうです」と語る。

 コンビの片方が事務所を離れて解散せずに活動を続けるのは、松竹芸能では中島知子(48)と松島尚美(48)の「オセロ」以来の異例の形。オセロは13年に解散している。

 ◆木下 隆行(きのした・たかゆき)1972年(昭47)1月16日生まれ、大阪府四條畷市出身の48歳。1990年に事務所入りし、木本とTKOを結成。08、10、11年とキングオブコントで3度の決勝進出。10年は3位に入った。木下個人では笑福亭鶴瓶(68)や奈良県のマスコットキャラクターせんとくんのものまねが持ちネタ。1メートル83、血液型A。

 《宮迫、江頭、梶原ら芸人から転身続々》最近ではユーチューブでの活躍を目指す芸人は多い。闇営業問題で活動休止していた「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)は、1月29日に自身の公式チャンネルを立ち上げユーチューバーに転身。1カ月で登録者数は60万人を突破した。宮迫の2日後にユーチューブに進出した江頭2:50(54)はわずか9日で登録100万人を突破し話題に。芸人ユーチューバーの先駆者とも言える「カジサック」こと「キングコング」梶原雄太(39)は、年収8000万円と公表しており、新たな成功モデルになっている。

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