真矢ミキ、50代で“高卒認定試験”に挑戦した理由 「ビビット」MCで変化した意識

[ 2019年12月7日 17:41 ]

5年ぶりの舞台に「稽古は楽しみながら苦しんでます」と話す真矢ミキ
Photo By スポニチ

 女優の真矢ミキ(55)が7日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演し、50代での挑戦について語った。

 2015年から今年9月までの4年半、同局の朝の情報番組「ビビット」のMCを務めた。街を歩いていると話し掛けられることが多くなり、自分がコメントしたことへの意見や、街の人達の声を直接聞く機会が増えた。そういった“生リサーチ”をするうちに、自分の知識の薄さを実感し、意識が変わっていったという。

 中学卒業後に宝塚音楽学校に入ったが、当時、宝塚音楽学校には高校卒業の資格を得るカリキュラムがなく、最終学歴は中卒。「これまで強い役(優秀な上司役)が多く、役では六大学とか、東大、京大をバンバン出ているんです」と真矢。「少しでも良いから自分で知識を付けたいぞと思って。特に政治のことなんて、今日だけの新聞を読んでいて良いのか?さかのぼらないと発言しちゃだめでしょう」と一念発起し、2年前、高等学校卒業程度認定試験に挑戦した。

 「何かゴールをつけたほうが自分はやるというのが分かっていて。自分のそういう“トリセツ”を分かっていたので、ゴールを付けたい、知識を付けたい、これは受験しちゃおうと」。

 女優という職業柄、セリフなど、覚える能力には自信があったが現実は厳しかった。週5日、毎朝4時起きというハードな日々を送りながら、生放送後は塾で、ときには漫画喫茶で、8カ月に及ぶ猛勉強を続け、見事合格した。

 「久々です。受験の日、手が(震えて)1枚目がめくれなかったです」と述懐。「1番は携わって下さった塾の先生方を悲しませたくなかった。先生方に顔が立ったというか、塾に受かった通知証を持って行けるのがうれしくて」と語った。

続きを表示

2019年12月7日のニュース