川崎麻世VSカイヤ 壮絶!離婚裁判“直接対決”互いに訴え「車にひかれた」

[ 2019年10月29日 05:30 ]

東京地裁へ入る川崎麻世(撮影・木村揚輔)
Photo By スポニチ

 俳優の川崎麻世(56)と妻でタレントのカイヤ(57)の離婚訴訟の口頭弁論が28日、東京家庭裁判所で行われ、双方とも出廷した。昨年1月の申し立て後、本人が出席するのは初めて。顔を合わせることはなかったが、家庭内暴力(DV)と不倫、金を巡る意見は真っ向から対決。法廷バトルは壮絶を極めた。

 離婚バトルの壮絶さを象徴したのは、双方ともに訴えた「車にひかれた」という証言だ。

 カイヤは93年、泥酔した川崎が車を運転しようとしたため、車の前に立ちはだかったところ、はねられたと主張。「車の脇に立つととても怒って、ハンドルを切って私をはねました。4歳の娘が大きな声を上げて、近所の人に助けを求めてくれた」と嗚咽(おえつ)交じりに振り返った。

 証言は母国語の英語を用い、通訳が翻訳。カイヤははねられた後、3、4日入院したといい「麻世は入院翌日に病院に来て“誰にも言うな。言ったら仕事を失う”と言った」とした。

 一方の川崎は、自宅で夫婦げんかの最中、車に乗って出ていこうとするカイヤを止めようと車の前に立ったところ、ひかれそうになったと主張。「危険だと思って車の前に立ったら発進したのでボンネットに跳び乗った。30キロは出ていた。200メートルぐらい走って、落ちたら死ぬと思った」と声を震わせて回想。カイヤがハンドルを切ると、つかんでいたサイドミラーが折れて川崎は落ち、割れたミラーで親指を切ったと訴えた。

 ただ、2人が顔を合わせることはなかった。先に出廷したのは黒いスーツ姿のカイヤ。自身の証人2人の証言に立ち会ったが、続く川崎の出廷を前に退廷し、控室へ。閉廷後の取材に「会おうと思ったけど、来ると(思うと)怖くなって出た」と明かした。

 川崎も黒いスーツ姿。不倫が報じられたレストランバー経営者の女性とは交際中だと認め「カイヤが僕と離婚したいと弁護士から聞いてから距離が縮まった。男女の関係になったのは1年未満以内」と、夫婦関係が実質破綻して以降だとした。カイヤは不倫が報じられたギニア人のトレーナーとの関係を否定した。

 川崎は答弁中、事前の準備書面で知らないとしていた証人の証言に関して話しだし、裁判長に「その人を知らないのでは?」と指摘され、しどろもどろになる場面も。カイヤ側は反訴として慰謝料2000万円を求めた訴訟について、今後争っていく意向を示した。判決は来年2月3日に言い渡される。

 《カイヤ側証人、不倫、DV語る》カイヤ側からは2人の証人が出廷。カイヤの家で20年以上お手伝いさんとして働いている外国人女性は、川崎が何度も自宅に女性を連れてきていたことを証言。夫妻と結婚当時から親しい佐藤裕子さんも出廷した。91年12月に夫妻から代官山のレストランで行われた食事会に招待され、佐藤さんの目の前で川崎がカイヤに暴力を振るっていたことを明かした。
 またカイヤが仁王立ちする姿で注目を集めた、川崎の斉藤由貴(53)との不倫謝罪会見についても言及。「受話器の向こうで“(会見に)来なければ離婚する”という川崎のどなり声が聞こえた。私は止めに行ったが、カイヤは“行かなくちゃ”と家を出て行った」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月29日のニュース