高橋尚子さん 快挙の鈴木雄介に「王者の歩き」 世界陸上金メダル称える

[ 2019年9月29日 10:46 ]

高橋尚子さん
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 陸上競技の世界選手権男子50キロ競歩決勝で鈴木雄介(31=富士通)が4時間04分20秒(速報値)で優勝し、東京五輪代表に内定した。世界選手権で同種目の金メダルは日本選手として史上初の快挙となった。今大会の日本勢メダル第1号にもなった。

 2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストで、この日、レースを生中継したTBSでスペシャルキャスターを務めた高橋尚子さん(47)は「大きな期待を長い間かけられてきた。苦しい思いをして結果を出すことができなくて、ケガで休んでいる2年間の間というのは、このままやめてしまうのかもしれないなと実は思ったそうなんですね。そんな思いの中、ずっと心でつないできたからこそある復活の金、本当に大きな金メダルですね」と称えた。

 そして「最初から1位をずっと守り続ける王者の歩き。これから20キロ競歩で山西選手、池田選手、高橋選手が続きますけれど、これは大きなエネルギーになりますね」と言い、日本人選手の男子50キロ競歩3大会連続の表彰台には「金というのがなかった。悲願の金メダル。これは競歩界の長年の思い。スタッフの手厚いサポートがここにつながっていると思う」と話した。

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2019年9月29日のニュース