イエモン吉井和哉が目指す“さらなる進化” 充電期間経て「シーズン3」へ

[ 2019年9月28日 10:30 ]

円熟味を増した4人の熱演でツアーを締めくくったTHE YELLOW MONKEY
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 THE YELLOW MONKEYが来年4月から期限を設けず充電期間に入る。全国ツアーの最終公演を行ったグランメッセ熊本の一室で、ボーカルの吉井和哉(52)が記者に打ち明けた。12月28日~来年4月5日の3大ドームツアーで完全燃焼し、いったん活動をリセットするというのだ。

 もったいない。ツアーを行ったアリーナ会場はどこも超満員。4月には、16年のバンド再結集(再結成)後初のオリジナルアルバム「9999」を発売し、若い新規のファンも増えているだけに、その勢いをあえて止めてしまうとは。

 「4年間突っ走ってきましたからね。一度リセットして、いろんなことにチャレンジしたい。養ったものをイエローモンキーに集めて、またやるのが新しい形だと思ってるんですよ」

 1989年の結成から04年の解散までの「シーズン1」、再結集(再結成)した16年以降の「シーズン2」でバンドは大きく進化した。ライブが終わると、決まってはしご酒をしていたのが、今はトレーナールームでマッサージを受け、すぐにホテルに帰って寝る。音楽に取り組む姿勢が大きく変わり「このストイックなイエローモンキーをやってみたかった。90年代のイエローモンキーに見せてやりたいぐらい」と言うほどだ。

 解散を経た再結集で生まれ変わり、結成30年で最も充実しているからこそ、充電を経た「シーズン3」でもっと進化できると確信している。シーズン2でメンバー全員が50代になったが「おふくろに“40代、50代はハナ垂れ小僧”ってよく言われるんですよ」。60代、70代でも現役バリバリのイエモンであるために、充実した充電期間を過ごす。

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2019年9月28日のニュース