【来週のスカーレット】第1週 9歳の喜美子、大阪から滋賀へ 信楽焼に出会う そして借金取りが…

[ 2019年9月28日 13:00 ]

連続テレビ小説「スカーレット」第1週は「はじめまして信楽」。窯の穴から吹き出す炎に驚く川原喜美子(戸田恵梨香)(C)NHK
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 女優の戸田恵梨香(31)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜前8・00)は9月30日にスタートする。

 朝ドラ通算101作目。タイトルの「スカーレット」とは「緋色」のこと。フジテレビ「夏子の酒」「妹よ」「みにくいアヒルの子」、日本テレビ「ホタルノヒカリ」などで知られる脚本家の水橋文美江氏(55)が朝ドラに初挑戦するオリジナル作品。“焼き物の里”滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとして歩み始める1937年(昭12)大阪生まれのヒロイン・川原喜美子(戸田)の波乱万丈の生涯を描く。来年3月28日まで全150回。

 主題歌は「愛をこめて花束を」「タマシイレボリューション」などで知られる越智志帆(35)のソロユニット「Superfly」のオリジナル曲「フレア」。Superflyが朝ドラの主題歌を制作し、歌うのは初。語りはNHKの中條誠子アナウンサー(46)。ドラマの語りを務めるのは初となった。

 第1週(9月30日~10月5日)は「はじめまして信楽」。

 滋賀・信楽で陶芸家として道を切り開いていく川原喜美子(戸田)。理想の信楽焼を求め、土と炎に向き合う女性の物語が始まる。昭和22年、9歳の喜美子(川島夕空)は父の常治(北村一輝)、母のマツ(富田靖子)、2人の妹とともに大阪からやってきた。常治が戦後に手を出した事業で失敗。みんなで借金取りから逃げてきたのだ。常治の戦友の大野(マギー)、妻の陽子(財前直見)の世話で、古い家を借りられることに。お調子者だが憎めない常治、おっとりとしたマツ、明るくて頑張り屋の喜美子の、信楽での生活が始まった。焼物の町・信楽は当時、全国随一の火鉢の生産地だった。好奇心が強い喜美子も初めて信楽焼に出会う。だが、今の喜美子の毎日は学校へ通い、妹たちの面倒を見て、家事を手伝うことで精いっぱい。常治が運送の仕事に就けたものの、川原家は相変わらず貧しかった。ひょんなことから、常治が草間宗一郎(佐藤隆太)という青年を連れてくる。物静かだが、きちんと向き合って話してくれる草間との時間は、喜美子には忘れられないものに。絵を描くことが大好きな喜美子。草間は喜美子の絵に目を留めて褒めてくれる。そんな中、ついに借金取りが、大阪からやってくる。

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