「ミラーマン」石田信之さん死去 68歳 長年がんと闘い続け…

[ 2019年6月16日 13:27 ]

石田信之さん
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 1970年代に人気を集めた特撮ドラマ「ミラーマン」に主演し、がんによる闘病生活を明かしていた俳優の石田信之さんが13日、大腸がんからの多臓器転移のため、死去した。68歳。16日、所属事務所が発表した。

 石田さんは14年3月に大腸がんが発覚、肝臓にも転移する進行がんで同時に原発性に胃がんも発症。自身のブログでもステージ4の末期であると告白していた。15年2月までに4度の手術を受け、15年7月3日には尿管や腹膜などでの再発が見つかり、その際、医師から余命20~30カ月の宣告を受けていた。

 発病後も映画・ドラマに出演。今年の初冬に体調を崩し1カ月以上入院。病院を抜け出してでも仕事をこなしてきたが、病との闘いに静かに幕を下ろした。

 事務所によると、この日、川崎市内で近親者のみで葬儀を執り行い、後日、お別れ会を予定しているという。

 石田さんは1968年に東宝芸能学校に入り、翌年「上意討ち」明治座で初舞台。70年にTBS「柔道一直線」で大沢健二役、71年にはフジテレビ「ミラーマン」の主演・鏡京太郎役に抜てきされ、一躍人気者となった。

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