タッチの原田?「なつぞら」34歳で高校生役が話題!“愛され番長”板橋駿谷は朝ドラ初出演「まさに奇跡」

[ 2019年5月4日 15:00 ]

連続テレビ小説「なつぞら」で朝ドラに初出演し、34歳で高校生を演じて話題を呼んだ板橋駿谷(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)で、第4週「なつよ、女優になれ」(4月22~27日)から登場した新キャラクター“番長”がインターネット上で話題を集めた。主人公・なつが畜産科に通う十勝農業高校の農業科3年・門倉努を熱演して存在感を示したのは、小劇場を中心に活躍している俳優の板橋駿谷(34)。34歳で高校生役に挑んだが、朝ドラは初出演となり「お話を頂いた時は、まさか朝ドラで、しかもこんなにいい役で出られるなんて思ってもみなかったので、まさに奇跡が起きたという感じで、本当にうれしかったです」と喜んでいる。

 女優の広瀬すず(20)がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 昭和30年(1955年)7月、牛乳の販売方法をめぐる泰樹(草刈正雄)と剛男(藤木直人)の仲違いがきっかけとなり、高校3年のなつ(広瀬)は演劇部に入部。ある日、なつたちを呼び出したのが同学年の番長こと門倉(板橋)。番長が、なつの親友・雪次郎(山田裕貴)に「(なつが)演劇部に入ったそうじゃねぇか。女を入れていいと思ってんのか」と凄むと、なつは「女が演劇をやってはダメなんですか?」と度胸よく反論した。

 熊と鮭を取り合い、勝った伝説を持つ番長は「農業高校がナメられんだろうが。誰に?それは、世間さまにだ。おめえら、この学校に何しに入った。演劇なんて、人前で抱き合ったりすんだろう。おめえら、FFJ(Future Farmers of Japan=日本学校農業クラブ連盟)の精神はあんのか!」という硬派ぶりだったが、FFJの歌を合唱して意気投合?なつの親友・良子(富田望生)と番長も演劇部を手伝うことになった。

 勝農演劇部が第5回北海道高等学校演劇コンクール十勝地区予選大会で上演したのは、顧問の倉田(柄本佑)が脚本を執筆した「白蛇伝説」。番長は村長を演じたが、緊張のあまりセリフが飛んでしまい、ステージ上でFFJの歌を歌い始める…。

 結果は地区予選敗退。「誰も口にはしなかったけど、あの歌が敗因ではないかと思います」(ナレーション・内村光良)。部員が集まり、天陽(吉沢亮)が描き上げた背景などを校庭で燃やしていると、番長は立ち上がり「オレたちは試合に負けて、勝負に勝ったんだよな?」と切り出し「おい、奥原(なつ)。オレはこの舞台が成功したら、言うべと思っていたんだ。言っていいか?奥原!言うぞ。卒業したら、オレの嫁になってくれ!」と突然の告白。「答えはもちろん、今すぐじゃなくていい。いつか、そのうち、気が向いたら」と続けたが、なつは「ごめんなさい、それはできない」と即答し、お断り。番長は「アー!」と叫びながら走り出し、その場から姿を消した。

 板橋は2008年、日本大学芸術学部演劇学科を卒業。在学中に初舞台を踏み、現在は「劇団ロロ」に所属し「演劇集団さんぴん」のメンバー。同年、奥田庸介監督の自主制作映画「青春墓場」で映画デビューし、第2作「青春墓場~問答無用~」と第3作「青春墓場~明日と一緒に歩くのだ~」に主演。12年には入江悠監督「SR サイタマノラッパー」シリーズの第3弾「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」に出演した。17年には福島中央テレビ制作の連続ドラマ「絶景探偵。」シリーズに主演している。

 屈強な体格で「小劇場界の照英」などの異名を持つが、SNS上には俳優の鈴木亮平(36)に似ているの声も。なつへのプロポーズが撃沈した時は「(『あまちゃん』の)前髪クネ男(勝地涼)並みに爪痕を残したな」「『真田丸』の佐助(藤井隆)並みの瞬殺でした」「振られた後に叫びながらフェードアウトする番長の姿に『ねるとん紅鯨団』でフラれた時の男性陣の演出のことをふと思い出した」などの書き込みが相次いだ。

 「こういう『高校生に見えない強面でも、実はかわいらしい面もある昭和の番長』的な人をよく見つけてきてくれましたね。初登場のシーンは見た目のインパクト大で、物語にどう絡んでくるのか、ワクワクしました!期待通りのキャラクターで、最高です!」という視聴者の感想があった通り、制作統括の磯智明チーフプロデューサーも公式サイトで「『タッチ』の原田、『ドカベン』の岩鬼のような、昭和の番長といった雰囲気が板橋さんにはあります」と語っている。

 板橋を推薦したのは演出の田中正監督で「脚本を読んだ時から彼のイメージが湧いたそうです。田中監督は以前から板橋さんの芝居に注目していました」という。34歳で高校生を演じるのは「行き過ぎとも思いましたが、裏設定では番長は1年留年してて、山田裕貴さん演じる雪次郎たちの先輩役なのでバランス的にはアリかと。ドラマでは怖い役が多いそうですが、心優しいナイスガイです」と明かした。

 板橋は初登場の4月22日、自身のツイッターで「たくさんの感想、ありがとうございます!1つ1つお返事できてませんが、とても届いています!」と反響に感謝。34歳の高校生役については、NHKを通じ「今年で35歳になるのですが、制作の方からは事前準備として『高校生に見えるようにしておいてください』と言われていて『どうしよう!?』と思ったのですが、本当の高校生は高校生を演じようとはしないと思うので、あまりそこを意識しすぎず、番長(門倉)の『男っぽく見せることを頑張っている人』というキャラクターを大事に演じました」とコメント。「番長はすごくかわいらしくて笑えるところも満載の役なので、朝から視聴者の皆さんに楽しんでもらえればうれしいです」と呼び掛けていたが、その通りの“愛されキャラ”となった。

 一部に“番長ロス”の声もあるが、第7週(5月13~18日)に再登場。今度は何をやらかしてくれるのか。一躍全国区となった板橋の演技が期待される。

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