一茂 芸能界での活躍はさんまのおかげと感謝 引退前年に「俺の番組全部来いや」

[ 2019年4月28日 17:56 ]

明石家さんま
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(53)が28日放送の関西テレビ「お笑いワイドショーマルコポロリ!」(日曜 後0・00 通常は後1・59~)に出演。“大恩人”明石家さんま(63)について語った。

 今や芸能界で活躍する一茂だが、きっかけはさんまだった。一茂は95年のシーズンオフ、さんまとゴルフを楽しんでいた。その時、「一茂、プロ野球辞めたらどうするんや?」と切り出されたという。さらに「辞めたら、俺の番組全部来いや」と言われたという。

 一茂はその時29歳。辞める気など毛頭なく、失礼とは感じながらも「さんまさん、何言ってるのかな?」と思っていた。しかし、皮肉なことに翌年のシーズン終了後、一茂は野球界から去ることとなった。

 すると、さんまは早速、レギュラー番組全てで一茂をゲスト起用した。MCの東野幸治(51)は「さんまさんが(未来を)見えたかも分からない…」と振ると、一茂は「さんまさん、ちょっとそういうことあるから。今から思えばね」と大マジメに答えていた。

 引退直後の一茂は、食いブチがないことに頭を抱えていた。ただ、家の留守電にはテレビの出演依頼は数多く入っていたという。当時、野球のインタビューの場合、1回当たり当日払いで10万円と決まっていたと明かし「この番組に出れば10万円もらえるかもしれない」と淡い期待を持っていたという。ところが、もらったギャラは「10万どころじゃない」破格の設定。一茂は「芸能界ってこんなにお金入んの?」と驚かされたという。

 バラエティで一茂の価値を高めたのは、やはり「さんまのSUPERからくりTV」。TOKIOが裏番組「鉄腕ダッシュ」をスタートさせた際、前レギュラーのTOKIOの代わりにレギュラー入りしたのが一茂だった。この件について、「さんまさんはそういうこと一切言わない」としながらも、こちらもさんまの推薦があったと恩義を感じていた。

 歯に衣着せぬ発言で注目されている一茂だが、さんまの前だと「いまだに緊張する。逆に今の方が緊張する」という。当時は“さんまの家へ遊びに行く感じ”で仕事していたそうだが、経験を重ねた今、さんまへの恩返しも意識している。しかし「“さんまさんの力になれれば”っていう所のポジションを勝手に美化しちゃってるから何にもできない。全然喋れない」と嘆くばかりだった。

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