高野海琉 “念願”の吸血鬼役に手応え 役作りで「自分のことを吸血鬼だと思い込んで」生活

[ 2019年2月10日 15:07 ]

映画「バイバイ、ヴァンプ!」の会見に出席した高野海琉
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 俳優の高野海琉(19)が10日、都内で行われた映画「バイバイ、ヴァンプ!」(監督植田尚、今春公開)の会見に出席した。イベント後にはスポニチ本紙の取材に応じ、役柄や作品の見どころについて明かした。

 同作は、茨城県の高校を舞台に、ある日突然学内に同性愛がはびこるというエンタメ作。その原因とされるのが吸血鬼(ヴァンパイア)の存在で、高野は吸血鬼役を演じている。

 元々SFなど非現実的な作品や役柄にあこがれがあった。吸血鬼役は念願でもあり、役作りでは世界中の吸血鬼に関連する映像作品や書籍を2カ月かけて見つくしたという。「撮影に入ったらすぐに役柄が自分の中で形になって、自分のことを吸血鬼だと思い込んで生活していました」と手応えをのぞかせる。

 ドラマの撮影があると、プライベートでも役柄が自分の中に乗り移るタイプ。「自分にとっては318歳の吸血鬼として生活していたので、周りの共演者たちを“18歳のガキ”だと思い込んで生活していました」と明かす。「お風呂に入っていても、(役柄に引っ張られて)自然と腕の振りが大きくなったりしていました。そのせいで今でもたまに横柄な態度をとってしまうことがあります。直さなきゃ」と笑った。

 作中ではアクションシーンにも挑戦。「殺陣(たて)のシーンもよく出来ていると思います」と別の見どころも。「この映画は愛があふれていて、色々な愛の形や愛の大きさが表れているので、是非たくさんの人に見て頂きたい」と呼びかけた。

 主演を務めるのは名古屋発7人組アイドル「祭nine.」のメンバー寺坂頼我(19)。「メンバーに映画の話をしたら“手をつなぐの?キスとかするの?”と無邪気な感じで(出演を)喜んでもらえた」とはにかんだ。

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