「カメ止め」上田監督 賞の名称言い間違え「緊張しています」

[ 2019年2月6日 20:55 ]

<映画 ブルーリボン賞>作品賞に輝いた「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(撮影・大塚 徹)
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 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京スポーツ新聞7紙で構成)が選ぶ「第61回ブルーリボン賞(18年度)」授賞式が東京・イイノホールで行われた。作品賞を「カメラを止めるな!」を受賞した上田慎一郎監督(34)は「作品賞をいただくのは初めてで、勇気あるブルーリボン賞の方々に感謝しております」と喜びを語った。緊張のあまり賞の名称を「東スポ映画大賞」と言い間違えるというハプニングに「緊張しています」と心境を明かした。

 また、上田監督はブルーリボン賞にちなんで、青が好きで20代の時にやっていたブログのタイトルが「be blue(青になれ)」だったことを少し恥ずかしそう明かすと、「初心の頃の青さ忘れずにいたい」と身を引き締めた。

 同作は製作費300万円で興行収入31億円を稼ぎ出したことについては「まったく予想していなかった」という。さらに映画製作の裏側も描いた内幕もののため「一般の方にどこまで楽しんでいただけるか不安」だったとも。それでも映画を見た人から「役者をやってみようと思います」「映画をもう一度やってみようか」の声を掛けられることがあり「うれしかった」と述べた。

 新作については「ワークショップをして、新人の役者と一緒に映画を作る予定」と話すと、司会の新垣結衣(30)から「また長回しですか?」と問われたが「長回しではありません」と答えた。新垣と同じく司会の阿部サダヲ(48)と同じ舞台に立って「半年前まではお二人とこうしてしゃべれるなんて夢のまた夢だった」とし、「いまも夢が覚めるんじゃないかと思っている」と語った。

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2019年2月6日のニュース