なぜ?目立つ芸能人のスピード離婚 「職場離婚」はハラスメント注意

[ 2018年12月21日 11:30 ]

NHK桑子真帆アナウンサー(右)とフジテレビ谷岡慎一アナウンサー
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 【激動2018 芸能(9)】今年もさまざまな芸能人の離婚ニュースが列島を駆け巡った。大物スター同士では、11月に結婚7年でピリオドを打った及川光博(49)と檀れい(47)が記憶に新しい。5月には渡辺謙(59)と南果歩(54)があった。

 この時に離婚原因になった不倫劇は今年も多く、大塚愛(36)とRIP SLYMEのSU(45)、フジテレビの秋元優里アナ(35)と生田竜聖アナ(30)らの離婚も不倫が“引き金”とされた。秋元アナと生田アナに関しては、秋元アナと同局プロデューサーの不倫疑惑が同局の情報番組「ワイドナショー」で取り上げられたことも話題になった。

 2人は別な意味でも今年の離婚劇を象徴した。それはスピード離婚。2012年から今年4月まで結婚生活は6年弱だった。さらに世間を驚かせたのが、6月に離婚を発表したNHKの桑子真帆アナ(31)とフジテレビの谷岡慎一アナ(31)。結婚からわずか1年での破局だった。

 ほかにも短期間で離婚したカップルは多く、宇多田ヒカル(35)はイタリア人男性と2度目の離婚をしていたことが判明。1度目が結婚5年、2度目が結婚4年。2月に男子バレーボール元日本代表の清水邦広選手(32)と離婚した中島美嘉(35)も結婚生活はわずか4年だった。

 芸能人のスピード離婚について、夫婦問題研究家の岡野あつこ氏は「互いに経済的にも独立している上、多忙で共に過ごす時間も限られている。そうしたこともあって短期間での破局が多くなるのでは」と分析。社会全体でも「共働きが増えたこともあって、ここ5年くらい、短期間での離婚が増加傾向にある」という。

 気になるのはスピード離婚のその後。秋元アナと生田アナのように職場結婚だった場合、離婚後も顔を合わせる機会が多い。ちょうど忘年会シーズン。“職場離婚”カップルが同席した場合には、その同僚たちも注意が必要だ。ハラスメントに詳しい弁護士は「実際に不倫があったかどうかに関係なく、酔った勢いで“不倫したのか?”などとからかうだけでもハラスメントになる可能性はあります。特に当事者以外の人がいる場では余計に気分を害することが多く、なおさら注意が必要です」と語る。

 いろんな意味で離婚劇は人ごとではない。 (特別取材班)

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2018年12月21日のニュース