桂きん枝「四代桂小文枝」襲名披露公演に文枝、ざこば、円楽ら出演「私は時間調整役」

[ 2018年11月20日 15:29 ]

四代桂小文枝襲名披露公演の制作発表会見を開いた桂きん枝
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 来年3月に四代桂小文枝を襲名する落語家・桂きん枝(67)が20日、大阪・高坐招魂社で会見し、襲名披露公演(来年3月12日、大阪・なんばグランド花月)の出演者などを発表した。

 2005年3月に死去した師匠、5代目桂文枝さんの二番弟子。師匠が5代目文枝襲名前に38年間名乗り、一門の弟子にとっても特別で親しみ深い小文枝の名跡を継ぐ。

 師匠の命日に行われる同公演には東西で縁の深い桂ざこば(71)、桂春団治(70)、三遊亭円楽(68)、桂文枝(75)、月亭八方(70)、笑福亭仁智(66)、桂坊枝(58)の出演が決定。自身の演目は未定で、「トリの私は、凄いメンバーが出られるので、私1人で30〜40分は務められない。最後に出る私は多分、時間調整役」と言って、笑わせた。

 さらに家族の反応を聞かれると、「嫁も子どもも落語会やってもあんまり来ない。中学2年の長男は、漫才が好きで漫才ばっかり見てる」と苦笑いした。

 50年名乗ったきん枝への思いも語った。自身のやんちゃな人生を物語るかのように?「浮き沈みの多い名前」と高名な僧侶に指摘されたといい、師匠から勝枝(かつし)への改名を命じられた。だが、「平仮名の名は少なくて、色気あるいい名前と言ってもらえた」というきん枝への愛着へは消えず、師匠の許しを得て複名。「きん枝は初代も2代目も私」と胸を張った。だが、小文枝についても「やわらかくて、非常にしっくりくるいい名」と思い入れをアピールしていた。

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