クロコップ 「空手ネタ」で露出増!東京五輪まで「引っ張る」同級生コンビ

[ 2018年11月20日 10:00 ]

「空手家の子」のネタでブレークを目指す「クロコップ」の荒木好之(左)と川合翔太
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 【2019売れる芸人(5)】「リングの上でネタをするのが夢です」。格闘技ネタをメインにブレークを目指すのは、お笑いコンビ「クロコップ」だ。空手の道着を着た2人が童謡「アブラハムの子」の替え歌に合わせ、上段突き、中段突き、地獄突き…。空手の形を叫びながら全力でアクション。わずか2分半のネタだが終わる頃にはへとへと。「僕らは漫才みたいなシュッとしたネタはできないんです」。ノリと勢いの良さが持ち味だ。

 今年7月、若手芸人の登竜門ともいえる日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」内の企画「おもしろ荘」で前述のネタを披露し優勝。露出が一気に増えた。ネタ作りを担当するのは荒木好之(31)。高校卒業後から「リアルファイト荒木」の芸名で7年間ピン芸人として活動しており、その芸名通り生粋の格闘技好き。「お笑いを通じて格闘技を広めていきたい」と言ってのける。コンビ名の「クロコップ」も格闘家のミルコ・クロコップ(44)からとったもの。中学校の同級生で相方の川合翔太(31)は「正直、僕はそんなでもないです」とやや温度差もあるが、ネタには格闘技要素が盛り込まれていることが多い。2人にとってネタの披露はあくまで“試合”。荒木は「ネタの本数・時間も、何ラウンド・何分と呼んでいます」と鼻息を荒くする。

 2人にとって今回の「空手家の子」のネタは大きなチャンス。一般的には賞味期限が短いとされるリズムネタだが「空手が五輪の正式種目になりましたので、このネタで2020年まで引っ張るつもりです」と荒木。同級生コンビで目指すのはお笑い界の“チャンピオン”だ!

 ◆クロコップ 荒木好之(あらき・よしゆき)1987年(昭62)7月15日生まれ、大阪府出身の31歳。川合翔太(かわい・しょうた)1987年(昭62)6月11日生まれ、大阪府出身の31歳。ピン芸人として活動していた荒木が、上京を機に社会人として働いていた川合を誘って13年にコンビ結成。ケイダッシュステージ所属。「おもしろ荘」優勝以後、テレビ出演が急増。

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2018年11月20日のニュース