「リーガルV」内山エグゼクティブP 「新たな米倉涼子」に挑戦、孤高のイメージから解放したかった

[ 2018年10月16日 08:30 ]

米倉涼子主演のテレビ朝日ドラマ「リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜」
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 【今秋のこの1本 民放敏腕プロデューサー(2)】米倉涼子(43)主演で初回視聴率15・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進したテレビ朝日「リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜」(木曜後9・00)。同じ米倉主演、同じ時間帯の大ヒットシリーズ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」と同じく、内山聖子エグゼクティブプロデューサー(53)が手掛ける。

 米倉とは04年のドラマ「黒革の手帖」からの付き合い。その魅力を一番熟知し、引き出していくプロデューサー。今作では変化を望んでいた米倉と話し合いを重ね、一緒にキャラをつくった。「米倉さんは“酔っ払って玄関で寝てるような人がやりたい”って言ってました」

 視聴者がどこかで米倉にカッコよさを求めていることも理解している。「米倉さん自身の変節と、視聴者が求める“米倉像”のハイブリッド」として、「リーガルV」の主人公、小鳥遊(たかなし)翔子を完成させた。

 弁護士資格を剥奪され、法律事務所の管理人という立場で「資格がないんだから仕方ないでしょう」と他の弁護士を派遣するなどして使い、訴訟に挑む。一見すると働かない、ひどい上司だが、最終的には「やっぱりあの人が糸を引いていた」と収まる力量の持ち主だ。

 「ドクターX」は「私、失敗しないので」の決めゼリフがあったが「今回はないんです」と内山氏。ちなみに、初回で主人公が言った「資格がなきゃ人救っちゃいけないの?」は「最初だけです」という。「決めのシーンから一件落着、のドクターXが『水戸黄門』だとするなら、今回はイヌ、サル、キジを従える『桃太郎』に近いのかもしれませんね」と語る。

 大ヒット作からの新たな挑戦。米倉の本来の姿や将来を考慮しながら、敏腕プロデューサーならではのタイミングで新キャラクターをつくり出した。「彼女にはずっと、ツッパって孤高というイメージがあるでしょうけど、本人はすごく優しいし気が小っちゃいし、とても人間らしい人。いい意味で年も重ねる中で、記号化されたイメージから彼女を解放したいという思いがあった」

 今回も「ドクターX」同様に1話完結。「必ずスッキリするし、何より少し“仲間っていいな”と優しい気持ちになれます」。米倉の新たな代表作が生まれる期待が高まる。

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