“勉強ありきの方が好き”、“生放送がいい”…今年の「27時間テレビ」はどう見られたのか?

[ 2018年9月28日 05:25 ]

 今月8日と9日に放送された「FNS27時間テレビ にほん人は何を食べてきたのか?」(フジテレビ)は、例年の生放送のお笑い祭りから方向転換し、昨年同様ほぼVTR収録で、27時間を使って紀元前から“食”を歴史と共に振り返る構成になった。平均視聴率は7・3%と過去最低となってしまったが、実際の視聴者は今回の「27時間テレビ」をどう評価したのだろうか。

 テレビの視聴状況を独自に調査している「テレビ視聴しつ」(エイト社、東京 対象960人)に寄せられた視聴者の感想から「面白かった」などのポジティブ回答、「つまらなかった」などのネガティブ回答、「ただ見ていた、普通」などのどちらか判断できないその他回答の3つに分けて検証すると、ポジティブ回答が40%、ネガティブ回答が23%、その他が38%と、ポジティブ意見が多い結果となった。

 しかし、視聴した人の感想のため、ポジティブな意見が占めるのは当然といえる。そこで8月25日から26日にかけて日本テレビで放送された「24時間テレビ」の内訳と比較すると、同じ順で35%、23%、42%と、ポジティブ意見の割合としては「24時間テレビ」を上回った。

 特徴として「24時間テレビ」で、その他の回答に多かった「なんとなく視聴」(45歳男性)、「なんだかんだ見てしまう」(48歳女性)、「なんとなく見てしまった」(68歳女性)など、“ついついチャンネルを合わせてしまう”という回答が「27時間」にはなく、普段のチャンネル占有率やテーマが限定的だったという理由もあるが、大勢の視聴者を“無意識に”引き付ける魅力が不足していたことが視聴率に影響していたことがわかる。

 「27時間テレビ」の感想を具体的に見ていくとわかるのが、“生放送”の是非だ。ポジティブ意見をみると、「食を通しての27時間という視点が面白くて、昔のお米を蘇らせるコーナーが印象に残りました」(31歳女性)、「27時間やっているのに、番組内容がとても濃かった」(13歳男性)、「今までのお笑いより、今の勉強ありきの27時間の方が好き」(32歳女性)など、収録だからこそできた内容の“濃さ”に対しての評価が高く、「昨年も面白かったので今回も楽しみにしていた」(45歳女性)という視聴者もいた。

 一方でネガティブな意見を見てみると、「歴史や文化を知る為には良かったのですが、折角の27時間なので生放送で楽しく放送する感じがまた見たい」(33歳女性)、「今回の27時間テレビは、活気というか活力がなかった」(18歳女性)、「生じゃなくなってから勢いが落ちた気がする」(19歳女性)など、これまでにはあった“ライブ感”を求める声はやはり多く、「さんまさんと中居さんの深夜枠を生放送でやって欲しい。意外と求めている人が多いという事を分かってほしい」(22歳女性)など、具体的なコーナー(「さんま・中居の今夜も眠れない」)を挙げてその復活を懇願する視聴者も多かった。

 かつての面白さを知る人にとってはやはり今回の収録型に対して不満に思う視聴者も多いだろう。だが今回の放送スタイルだったからこそ獲得できた視聴者ももちろん多い。これまでと今回の放送からそのバランスを探り、次回また新しい「27時間テレビ」が見られることを期待したい。

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