曙、心不全で記憶障害…70キロ激ヤセも“再び相撲を”リハビリに励む日々

[ 2018年9月28日 22:24 ]

元横綱の曙太郎
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 昨年4月に急性心不全のため入院した元横綱の曙太郎(49)が28日放送のTBS「今夜解禁!ザ・因縁」(後8・57)に出演。1年半もの間、一切姿を見せていなかった病床の曙を番組が独占取材。210キロあった体重が140キロまで落ちた元横綱の現在の姿が明らかとなった。

 曙は昨年、プロレスの試合に出場後、体の不調を訴える。試合を終えて戻った福岡のホテルで胸をさすような痛みを感じたという。翌朝、自力で病院へ向かうと、その場で心機能が停止する緊急事態に。電気ショックと心臓マッサージで蘇生したが、心臓が37分間停止していたため重度の記憶障害に…。

 緊急入院した病室に番組スタッフが入ることを許されたが、カメラがとらえたのは、病気の影響で210キロあった体重が140キロまで減った曙の姿だった。記憶障害に陥り、会話もおぼつかず、食事も着替えもままならない状態だった。

 入院中の曙にエールを送るため、現役時代の最強のライバルだった元横綱・若乃花の花田虎上が病室を訪問。花田の姿を見ると、曙は目に輝きを取り戻した。2人でしゃべっているときは終始笑顔。現役当時の記憶がよみがえった曙は「(若乃花の態度は)冷たかったよ」と笑いを誘った。花田は若い頃、曙にプライベートで遊びに誘われたが、約束をすっぽかしたという。理由について「遊びに行きたかったけど、行ったら勝負に情が入ってしまうから」と告白した。

 花田が「当時は曙と貴乃花が人気ツートップ。僕が2番手でした」と話すと、曙は「(若乃花は)大人気スーパースターだよ」と反応する場面も。いつの日か相撲を再び取ることを約束した曙。全力でリハビリに励む日々を送っている。

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2018年9月28日のニュース