最終2枠に天彦名人、中村王座決定 王将戦挑戦者決定リーグ戦

[ 2018年9月8日 05:30 ]

対局を振り返る佐藤天彦名人
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 将棋の第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ戦進出者残り2枠を争う2次予選決勝2局が7日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた。佐藤天彦名人(30)が菅井竜也王位(26)を195手で、中村太地王座(30)が斎藤慎太郎七段(25)を105手でそれぞれ下し進出を決めた。

 佐藤は2期連続2度目のリーグ入り。早指しの菅井相手に終盤は1分将棋に追い込まれながらも落ち着いて勝利をたぐり寄せ「昨年はいい成績を残せなかった(1勝5敗)ので、今期は新たな気持ちでリーグに臨みたい」と決意表明。初のリーグ参加となる中村王座は「選ばれた人だけが出られると思っていたからうれしい。一局一局に集中したい」と初々しく話した。

 久保利明王将(43)への挑戦者を決めるリーグ戦は今月下旬に開幕。タイトル保持者が4人そろうのは第37期(1987年)と第40期(90年)に並ぶ最多記録となった。

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