バート・レイノルズ氏死去 映画「ロンゲスト・ヤード」など

[ 2018年9月8日 05:30 ]

死去したバート・レイノルズ氏(AP)
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 「ロンゲスト・ヤード」「キャノンボール」などで知られる米俳優バート・レイノルズ氏が6日、南部フロリダ州の病院で死去した。82歳だった。死因は明らかにされていないが、心臓発作を起こしたとの情報がある。

 1936年南部ジョージア州生まれ。高校時代にアメリカンフットボールの選手として活躍し、奨学金で進学したフロリダ州立大でも花形選手として脚光を浴びた。その後、俳優の道に進み、ニューヨークで舞台経験を積んだ後、61年に「奇蹟の天使」で映画デビュー。ジョン・ボイト(79)と共演した72年の「脱出」でスター俳優の仲間入りを果たした。

 鍛え抜かれた肉体と口ひげをトレードマークに、タフガイのイメージで70〜80年代に人気を集めた。落ちぶれた元NFLの花形選手を演じた「ロンゲスト・ヤード」(74年)のほか、主な代表作にカーアクション「トランザム7000」(77年)、平凡な高校生をAV業界にスカウトするポルノ映画監督に扮した「ブギーナイツ」(97年)などがある。

 クエンティン・タランティーノ監督(55)が来年7月の全米公開を目指して製作中の映画で、60年代のハリウッドで起きた惨殺事件を描く「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)」に出演予定だった。

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