北川悦吏子氏「半分、青い。」完全脱稿を報告し感謝「奇跡」岡田惠和氏が代打約束 執筆中に2度の入院

[ 2018年7月30日 21:30 ]

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の脚本を手掛ける北川悦吏子氏(C)Photo by LESLIE KEE
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 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の脚本を手掛ける北川悦吏子氏(56)が30日、自身のツイッターを更新。“完全脱稿”したことを報告し、感謝した。今月9日に最終回の初稿を書き終えた後、ゴールを目指し“直し”を積み重ね、約1年半にわたる執筆を終えた。持病を抱える北川氏のために昨年前期の朝ドラ「ひよっこ」の岡田惠和氏(59)がピンチヒッターの約束をしてくれていたこと、執筆中に2度の入院をしたことを明かした。

 30日午後9時頃に「『半分、青い。』完全脱稿致しました!special thanks to応援して下さった皆様、友達、家族、関係者、最初にチャンスを下さったNHK若泉久朗様、私が倒れたら助けるよと代打の約束をしてくれた岡田惠和さん(出番はなかったけど)、そして執筆中、二度の入院を支えてくれた慶応病院」と感謝。

 「そして、『半分、青い。』オンエアは、8月9月残すところ2ヶ月!これまでにない、盛り上がりを見せます!まだやるか?!って感じ。お見逃しなく」と呼び掛け「持っているのは、最終週の完成台本。撮ってくれる人いなくて、反転写真ですみません」と説明。目にものもらいができたため「お岩さんのまますみません!!」と釈明した。

 「本当に、156本、全26週、民放連ドラの4倍!!脚本家にとって、最も過酷な仕事、と言われる朝ドラを、私のような身体で書き上げられたのは、奇跡、と思ってます。入退院を繰り返したまま書きました!だから、希望を持ってください。何だってやりようは、あるよ!!」

 放送中の連続ドラマの脱稿を、脚本家自らリアルタイムで明かすのは異例。ドラマの裏話など、ツイッターで連日のように視聴者と交流している北川氏ならではのつぶやきとなった。

 今月8日午後9時すぎに「まだ、最終回書けてません」と投稿した後、9日午前1時すぎに「終った。ウソみたい。1年半に渡るホンが終った。足かけ、2年の仕事が、最初にアクションを起こしてから5年の仕事が、終った。いや、まだ、直しは出るだろうけど、一応、最後まで、到達しました」と、ひとまずの完走を報告。「ウソみたい…。本当は絶対無理、と思っていた。病気があったから」と心境を明かしていた。

 北川氏は難病の「炎症性腸疾患」を患い、大腸全摘出後、聴神経腫瘍により左耳を失聴したことを、2015年5月に週刊誌で告白している。

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2018年7月30日のニュース