木梨憲武 ボール回しはF1の戦略「監督と選手の信頼関係あってこその戦い方」

[ 2018年6月30日 09:00 ]

日本代表にエールを送る木梨憲武(撮影・西川祐介)
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 サッカーW杯で決勝トーナメント進出を決めた日本代表の試合運びに芸能界からもさまざまな声が上がった。パスを回した最後の12分間の「時間稼ぎ」に「とんねるず」の木梨憲武(56)は「日本代表 負けられない決戦『木梨目線』」で「監督と選手の信頼関係があってこその戦略」と分析。ベルギー戦への展望も語った。

 まずは決勝トーナメント進出、おめでとう!次はベルギー、勝てば相手はブラジル?厳しいね。でも西野さんはアトランタ五輪で“マイアミの奇跡”を起こした監督。勝ち方を知ってるから、もしかして勝っちゃう?こうやって夢を見られる時間が続くのは凄くうれしいね。

 負けている状況での時間稼ぎのボール回しは初めて見たね。ルールの中で勝負をしたけど、選手も、監督も、サポーターも気持ち悪かったと思う。6、7人の仲間と見てたけど、「何これ?」「大丈夫なの?」「いやいや、このままなら突破できるよ」って言いながら悶々(もんもん)としてた。コロンビア―セネガル戦の結果も気になるし、チャンネルをコロコロ変えて。同時刻の裏の試合によって状況が変わるのは、Jリーグの残留争いに似てたね。

 試合後にもう45分間追加して、みんなで飲みながら話し合ったけど何が正しいのか答えは出なかった。フェアプレーポイントの新しいルールなんて、みんな知らなかったでしょ?ボールはうまく回せたけど、みんながルールに振り回されたという印象かな。

 この試合の戦い方を例えるなら“F1の戦略”だね。「攻めてクラッシュするよりは、今の順位でゴールしてポイントを稼いだ方がいい」ってことがあるでしょ。ピットからドライバーに無線で指示があって。この試合ではピットの西野監督から選手に「今の状況をキープ。イエローカードはダメだ」という指示が出た。監督は「こういう時はこう戦う」と想定していたんじゃないかな。セネガルの得点次第で、日本の敗退もある状況。「責任はすべて取る」と覚悟の上で指示を出したと思う。その決断を受け止めた選手も、いろんな思いを持ちながらもパス回しを遂行した。監督と選手が良い関係を築いていたからこその戦い方になったと思う。

 ここから先は一発勝負のトーナメント。ルールに振り回されることもない。ベルギーは強いねえ。ルカク、E・アザール、デブルイネ、強豪クラブの中心選手ばかり。どうせなら楽しみながら思い切りやってほしい。

 日本は今まで通りに選手が自分の役割をこなせば、点取り屋のルカクも抑えられる。前半を0―0で乗り切って、勝負は後半。やっぱり柴崎の美しいゴールが見たいよ。今の日本はツキがあるし、ラッキーなゴールが入ることも十分考えられる。ベンチワークもより一層大事になるし、監督と選手の信頼関係をまた見せてほしいね。

 キックオフは深夜3時。朝は眠いけど、娘の送り迎えをするのは変わらない。みなさんも車の事故だったり、仕事中の居眠りには気をつけて!(タレント)

 ◆木梨 憲武(きなし・のりたけ)1962年(昭37)3月9日生まれ、東京都世田谷区出身の56歳。帝京高ではサッカー部。80年に同級生だった石橋貴明と「とんねるず」を結成。歌手、俳優、画家としても活躍。96年に第47回NHK紅白歌合戦に「憲三郎&ジョージ山本」として出場。18年に映画「いぬやしき」に主演した。1メートル77。血液型O。妻は女優の安田成美。

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