マネもMV出演!日本&セネガル応援ラップ 日本人が制作し話題

[ 2018年6月23日 08:55 ]

山田一雅さんが製作したミュージックビデオに登場したセネガル代表サディオ・マネ(ユーチューブから)
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 セネガル在住の日本人が、24日に行われるサッカーW杯日本―セネガル戦の応援ソングとミュージックビデオ(MV)を完成させた。両国の主力選手や風土を軽快なラップで紹介。MVにはセネガルの至宝サディオ・マネ(26)まで登場する力作だ。

 首都ダカールでゲストハウスを営む「セネガル山田」こと山田一雅さん(30)が作った歌は「Omotenashi&Teranga(テランガ)」。セネガルには日本に通じる「おもてなし」の精神があり、代表の愛称も「テランガのライオン」だ。

 山田さんは両国の象徴的な言葉を「&」でつなぐことで「勝敗にかかわらず祭典を楽しもう」というメッセージを強調。セネガルを「大西洋の太陽で育った強豪」と紹介すれば、負けじと日本についても「粘り強い精神を持ってる侍」と歌っている。日本から晋平太(35)、セネガルからMrNurのラッパー2人も参加した。

 MVはユーチューブで公開中で、マネや「世界最強DF」との呼び声もあるカリドゥ・クリバリ(27)らセネガル代表選手も“出演”している。山田さんによると、同国サッカー連盟に「(おもてなしと平和の国という)本当のセネガルを世界に伝えたい」と直談判し、映像を無償提供してもらった。日本については権利関係の都合で本人映像を断念。本田圭佑(32)、川島永嗣(35)らになりきって山田さんがシュートしたりGKとしてセーブするシーンに出演している。

 山田さんはアフリカ好きの友人に誘われたことがきっかけで、14年9月からセネガルで暮らす。セネガルが初戦でポーランドを破った際は「道路が一時パレード状態になった」と国内の熱気は日本と同じく最高潮。試合当日は同国でパブリックビューイングに参加し、MVも流れる予定で「勝敗に一喜一憂せず、祭りを盛り上げたいというのが正直な気持ち。どちらかを応援しろと言われれば、日本人だし、日本を応援しちゃいますね」と、アフリカ大陸の最西端で大一番を楽しみにしている。

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