関西テレビ「うまンchu」にダービーVの福永登場、悲願への思い語る

[ 2018年6月2日 05:00 ]

<日本ダービー>優勝したワグネリアンの上でガッツポーズの福永騎手
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 関西テレビの競馬情報番組「うまンchu」(土曜深夜1・15)に、19度目の挑戦でダービージョッキーとなったJRA・福永祐一騎手(41)がゲスト出演した。

 福永は5月27日に東京競馬場で開催された「第85回日本ダービー」をワグネリアン(牡3=友道厩舎)で制覇。「天才」と言われながら、落馬事故で若くして引退した父・洋一氏(69)の7度と合わせて計26回目の挑戦で福永家の悲願を達成した。

 12年9月15日以来6年ぶりのスタジオ出演となった福永。ダービー制覇までの過去のVTRを見ながら「13年のエピファネイアで2着になった時、こういう馬を乗りこなせないなら、もう乗り続けていても意味ないかなと思った。もう勝たなくてもいいかと思ったこともあった」など長年届かなかったダービーへの苦しい思いを語った。だが、今年は違った。「楽しもうと思った。毎年1週間以上前からある胸がざわざわする感覚が、ゲートイン直前までなかった」と例年と心境が違ったことを吐露。さらにレース中も「ゲートが開いた直後の歓声も聞こえなかった。ただ、追うことに集中した。初めての感覚だった」と振り返った。

 一方で、ダービー制覇の夜は、豪華な打ち上げパーティーも開かれず「晩ご飯は新幹線のお弁当。ウチに帰って午前零時には寝ました」と苦笑いした。

 他には、父・洋一氏への思いや、ダービージョッキーとなった今だからこそ描ける今後の野望を告白。大先輩・安藤勝己氏(58)から福永へ期待の言葉が贈られた。

 収録後、「6年ぶりの収録は楽しかった」と話した福永。「引退したら、安藤さんの位置に、ボクがいるといいなと思います、隔週で。理詰めで予想しますし、安藤さんは感覚で予想する。長く番組続いて下さい」と“就活”も忘れなかった。

 福永は3日のG1「安田記念」ではサングレーザー(牡4=浅見厩舎)に騎乗する。

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2018年6月2日のニュース