伊藤絃“主演級”へ成り上がる 「豊臣兄弟!」で大河ドラマ初出演「このチャンスを大事にしたい」

[ 2026年5月6日 05:30 ]

大河ドラマ初出演へ意気込む伊藤絃(撮影・大城 有生希)

 今年デビューしたばかりの俳優・伊藤絃(23)が、10日放送の「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)で早くもNHK大河ドラマに初出演を果たす。豊臣家に忠義を尽くす加藤清正役。大抜てきされた逸材は、本紙の取材に「中途半端な芝居はできない。このチャンスを大事にしたい」と意気込みを語った。

 2024年5月に芸能界入り。わずか約8カ月後にオーディションで大作への切符をつかんだ。ほかの作品で不合格が続いた中で、初めて受けた合格通知。「ドッキリを疑いました」と振り返り、あどけない笑みを浮かべた。初々しさを感じさせる振る舞いも、14歳から登場する清正にハマると制作陣にはプラスの印象だった。

 元々はモデル志望で、所属事務所のオーディションには演技未経験で挑戦。約4000人の中から合格し「演技できるかも」と感じたが、現実は甘くなかった。レッスン仲間の年下の女性が褒められる一方で、自分は怒られる。「何もできなくて何回も泣きました」。大敵は表現への恥ずかしさだった。レッスンを通じて徐々に克服し、大河のオーディションには恥じらいを感じずに臨めた。

 合格後は武将の力強い体を目指し、食事とジム通いを増やして体重は10キロ近くアップ。清正が建てた熊本城も訪れ、現地の人に話を聞くことで役のイメージを膨らませた。

 度胸には自信があり、豊臣兄弟を演じる仲野太賀(33)、池松壮亮(35)らトップ俳優との共演にも臆さない。一瞬の集中力の凄みなどを間近で感じた。スタッフの多さ、豪華なセット、約10キロある甲冑(かっちゅう)など、現場は多くの新鮮さにあふれている。「今後に生かして、また戻ってこられるように努力し続けないといけない」と全てを糧にしていく。

 始まったばかりの俳優人生。ドラマ主演などの目標をかなえるために「芝居できることをまず知ってもらわなきゃ」。まさに国民的ドラマはアピールにうってつけの“戦場”。清正は秀吉の子飼い家臣から有力大名まで上り詰めた。伊藤の成り上がり物語も今、始まろうとしている。

 ◇伊藤 絃(いとう・げん)2002年(平14)10月30日生まれ、宮城県出身の23歳。24年に「第2回レプロ主役オーディション」に合格。今年1月期のフジ系ドラマ「顔のない患者―救うか、裁くか―」でデビュー。現在、MBS制作ドラマ「失恋カルタ」に出演中。趣味は読書、ドライブ。1メートル80。血液型AB。

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