漫画家の土山しげるさん死去 68歳「極道めし」「借王」

[ 2018年6月2日 05:30 ]

土山しげるさんの代表作「喰いしん坊!」
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 「喰いしん坊!」「極道めし」などアウトローとグルメをテーマに多くの漫画を描いた土山しげる(つちやま・しげる、本名滋=しげる)さんが5月24日、肺がんのため亡くなった。68歳。金沢市出身。葬儀・告別式は親族のみで行った。後日、しのぶ会を開く。

 「野武士のグルメ」「勤番グルメ ブシメシ!」など4作品を連載中だった。担当編集者らによると、1年ほど前にがんが見つかった。その後、休載を挟んで描き続けた。

 故望月三起也氏の弟子を経て、73年「ダラスの熱い日」でデビュー。初期はヤクザ漫画が多かったが「喧嘩(けんか)ラーメン」を描いた95年ごろからグルメとの融合を模索。一方で合体ロボットアニメ「UFO戦士ダイアポロン」の原案となった「銀河戦士アポロン」(雁屋哲原作)も描いた。07年「喰いしん坊!」で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。「極道めし」「借王」は映画化された。

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