古市憲寿氏 日大会見「謝罪になってない。やらないほうが良かった」

[ 2018年5月24日 12:41 ]

謝罪する日大アメフット部・内田前監督(右)と井上コーチ(撮影・小海途 良幹)
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 社会学者の古市憲寿氏(33)が24日、フジテレビ「とくダネ!」(月〜金曜前8・00)に出演し、日大アメリカンフットボール部の宮川泰介選手(20)が悪質な反則行為で関学大QBを負傷させた問題を受け、23日夜に緊急会見を行った内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)コーチ(30)について言及した。

 番組では、会見について冒頭から1時間半以上について特集し、前日22日に会見した宮川選手との主張との矛盾点などを細かく指摘。さらに、司会を担当した日大広報担当のスタッフが報道陣に対しての「十分聞きました」「見ていても見ていなくてもいい」「(発言でブランド落ちるかもしれませんよ)落ちません!」「納得するまでやったら時間の無駄」などと発言も詳しく紹介した。

 古市氏は23日の会見について「やらないないほうが良かった」とキッパリ。「何も新しいこともないし、謝罪にもなってないし、何でやったのか」と首をひねった。さらに「スポーツにまつわる不祥事が多い」と昨今の世相にも触れ、「世間の目じゃなくて、内側の論理だけで動いている。外側を見ないで、内部だけ見てやってきたからこうなった」と指摘した。

 また、弁護士の若狭勝氏(61)は内田前監督の反応について「ウソ反応が出ている」と弁護士としての持論を展開。スターティングメンバ―になかった宮川選手がなぜ出ることになったのか?との質問に「春はメンバーを固定していない」などと一般論で答えたことを取り上げ、「聞かれたことに対してはぐらかす。聞かれたことに対して一般論で返す。典型的なはぐらかし、ウソ反応が出ている」と続けた。宮川選手の会見と、内田前監督と井上コーチとの会見を比較し、「どっちが信用できるか。宮川さんは具体的で作り事では話せない話をしていて、昨日の会見は典型的なウソ反応が出ている。この案件を見る際に大きな視点です」と苦笑いを浮かべた。

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2018年5月24日のニュース