TOKIO、音楽活動「白紙」と発表 リーダー城島「断腸の思い」

[ 2018年5月2日 15:28 ]

会見を行うTOKIOのメンバー(左から)長瀬智也、国分太一、城島茂、松岡昌宏                  
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 人気アイドルグループの「TOKIO」のメンバー城島茂(47)、国分太一(43)、松岡昌宏(41)、長瀬智也(39)が2日、都内で記者会見を行い、メンバーの山口達也(46)が強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となったことを受け、謝罪した。今後の音楽活動は「白紙」とした。

 長瀬は「僕らは23年間バンドでやってきました。やはり1つの音がなくなってしまうということがそういうことなんだと思います」とし、「TOKIOの楽曲は彼が演奏する音がないとまったく形にはならないので、今、そういう状況でこれからのことは4人でまたゆっくりと考えながら話し合いながらやっていこうと思ってます」と思いを明かした。

 国分は「去年から、25周年に向けて5人で話し合ってきました。ここ最近、僕らはツアーとかもなく、ファンの皆さんも楽しみしていたと思います。25年に向けて、アルバム制作やりましょうと、いろいろなことを考えていました」とファンへの思いを語りつつ、「すべて白紙にして、とりあえずは音楽活動は考えるのはやめて、向き合えることに今は向き合っていきたい」と続けた。

 城島は山口と出会い、バンドをやろう!と自分たちでスタジオを借り、和気あいあいをやっていた時代を懐かしそうに振り返り、「TOKIOという名前はいただいてたんですが、仕事もない時代からやっていたので、音楽はベースにあるのは間違いない。気が付けばバラエティーとか役者とかいろいろな仕事をいただくことになりました。ありがたいです。こういうことになりまして、音楽活動の白紙は断腸の思いです」と吐露。それでも「そんなこと言ってられません。被害者の方への謝罪の思いと、どうしていくべきか、向き合っていかないといけないので、きちんとTOKIOとして果たすべきことをやるべきことをやっていくしかない」と話した。

 松岡は「一番ファンの方は気にしていたと思います僕らには届いていました。だからこそ去年からアルバム制作、25周年のライブも考えていました。喜んでもらおうと思って、考えていました。本当に申し訳ないです」と25周年記念イヤーでの活動を楽しみしていたファンに謝罪した。

 グループは音楽活動を休止する。無期限謹慎となった山口はバンドの屋台骨とも言えるベースの担当。サポートメンバーを加えるなどせず、あくまで5人がそろわないとバンドとしてファンの期待に応えることができないと判断したとみられる。山口が性的な不祥事という、アイドルとして最大のタブーを犯したことも重く見て“連帯責任”の意味を込めたもようだ。

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2018年5月2日のニュース