中村獅童、息子が自身の白塗りにキョトン…「誰だかわかっていない」 初音ミクと共演「超歌舞伎」

[ 2018年4月28日 16:34 ]

「ニコニコ超会議2018」で超歌舞伎を披露した中村獅童
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 歌舞伎俳優の中村獅童(45)が28日、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議」で超歌舞伎「積思花顔競(つるおもいはなのかおみせ)」を披露。

 2回目の公演前、報道陣の取材に応じた中村は「今日息子が楽屋に来ているんですけど、僕の歌舞伎の白塗りを初めて間近で見て、キョトンとしていました。(自分が父親だと)認識していないでしょうね。誰だかわかっていない」と語った。自身は3歳で初めて白塗りの役者を見たといい、「最初はびっくりして大泣きして、押し入れに隠れたのを覚えている。だんだんかっこよさがわかったけど、最初は泣きわめきました」と告白。昨年12月に誕生した息子は「キョトンとして凝視していましたね」とほほえましいエピソードに目尻を下げた。

 バーチャルシンガー「初音ミク」と共演する伝統芸能と最新テクノロジーが融合した舞台「超歌舞伎」は、今回で3回目。ニコニコ超会議の名物企画として定着している。今回の演目で中村は悪人役の惟喬親王と善人の良岑安貞の2役、初音ミクは安貞の許嫁、小野初音姫と白鷺の精霊の2役を演じる。

 中村は、歌舞伎に挑戦する初音ミクを「こんなに飲み込みと成長が早い人、ほかにいらっしゃいませんよ」と絶賛し、「ミクさんに色々気を遣っていただいて、私もなんとかやらせていただいております。さっきも『あそこのせりふ早かった』と言われて謝っておきました」とにっこり。3回目のコラボとあって「息はぴったりですよ!」とコンビネーションは抜群だ。

 また、昨年は6月に初期の肺腺がんの切除手術を行い、8月から徐々に仕事を再開し11月の「松竹大歌舞伎」で舞台復帰。中村は「1年前のちょうど今頃、ご心配をおかけした。(体調は)いまは全然大丈夫です。全身全霊でお礼をし、精一杯演じたい」と待ちわびたファンへ感謝。昼の公演では「出た瞬間に盛大の拍手と声援をいただけた。我々家族はこの1年ことが走馬灯のように思い出した」としみじみと語った。超歌舞伎「積思花顔競」は29日も上演される。

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2018年4月28日のニュース