テレ東 大杉漣さん追悼 映画「HANA−BI」25日放送 北野作品の常連

[ 2018年2月23日 18:25 ]

映画「HANA−BI」に出演し、数多くの助演男優賞に輝いた大杉漣さん(C)バンダイビジュアル・テレビ東京・TOKYO FM/オフィス北野
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 テレビ東京は23日、21日に急死した俳優の大杉漣さん(享年66)をしのび、大杉さんが数多くの助演男優賞に輝いた代表作の1つ、映画「HANA−BI」(1997年、監督北野武)を25日午後2時から放送すると発表した。

 第54回ベネチア国際映画祭金獅子賞など、数々の賞を受賞した北野監督の第7作。大杉さんは主人公の同僚を演じ、第22回日本アカデミー賞助演男優賞、第41回ブルーリボン賞助演男優賞などに輝いた。

 凶悪犯の張り込みの最中、刑事の西(ビートたけし)は親友で同僚の堀部(大杉さん)の好意に甘え、不治の病に倒れた妻(岸本加世子)を看病していた。しかし堀部が凶弾に倒れたとの連絡が入る。その後、犯人逮捕の焦りから失態を演じ、後輩の田中(芦川誠)が命を落とす。部下を失った罪悪感にさいなまれた西は職を辞す…というストーリー。

 所属していた劇団「転形劇場」が88年に解散した後、映像作品に本格進出した大杉さんにとって、大きな転機となったのが北野監督との出会いだ。

 92年に映画「ソナチネ」(93年公開)のやくざ役のオーディションに参加。手違いで約1時間遅刻し、既に片付けが始まっていた会場で、スタッフと雑談する北野監督の元に歩み寄ったが、北野監督は2、3秒見ただけで「もう帰っていいですよ」との対応。大杉さんは以前、スポニチ本紙のインタビューで当時を振り返り「受かるわけないと思っていたら、3日後くらいに“大杉さんでいきますから”ですよ」と話し、驚いたことを明かしていた。

 さらに、当初はすぐに死んでしまう役柄だったが、監督の「沖縄行かない?」の一言でロケに同行。ラストシーン直前まで“死期”が延び、この役で高い評価を受けて活躍の場を広げた。

 「キッズ・リターン」「HANA―BI」など北野作品の常連となったほか、多くの映画やドラマに引っ張りダコになり、優しい父親やコミカルな役など硬軟自在の演技を披露。暴力団組織の会長を演じた昨年公開の北野作品「アウトレイジ 最終章」が最後の出演映画となった。

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