フジ幹部 「プライムニュース」反町解説委員長起用で「信頼性回復の旗印に」

[ 2018年2月23日 17:09 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 フジテレビの宮内正喜社長(73)が23日、東京・台場の同局で行われた定例社長会見に出席。この4月改編での「プライムニュース」のブランド一本化に「トータルでのレベルアップを図る」と力を込めた。

 4月改編の目玉の1つが、情報・報道・スポーツ番組の刷新。09年にスタートし、人気を集めてきたBSフジの看板ニュース番組「プライムニュース」で地上波、BS、ネットといったフジテレビ全体での報道番組のブランドを一本化を図る。フジテレビでは、夕方のニュース番組を「プライムニュースイブニング」(月〜金曜後4・50)とし、同局の反町理報道局解説委員長(53)とともに、島田彩夏アナウンサー(43)、倉田大誠アナウンサー(35)がキャスターを務める。宮内社長は元BSフジ社長ということで「BSフジ時代はプライム時代は名コンテンツであったし、それはBSフジというメディアのイメージを作り上げたコンテンツだった。やはり、何とかフジテレビ全体のブランドにできないものかと思っていた」と長年考えていたブランドの統一への思いを吐露。大きなニュースがあった場合にも、これまでは「なかなか連携が取れていなかった」と苦労を明かし、「(今後は)連携をより太くしていく。より視聴者の信頼を勝ち得ていくこと、信頼を勝ち得てから視聴率を取っていくということで、2ステップ必要なのかなと思った。BSフジで今まで以上に地上波との連携をやっていく。トータルでのレベルアップを図る」とした。

 長年、BSフジでキャスターを務めてきた反町解説委員の地上波での起用について、報道担当の岸本一朗専務は「9年間やってきて、信頼性が高い」と高く評価。「(フジテレビの)信頼性を回復する旗印にしていきたい。視聴率でも寄与するしていきたい」と期待を寄せた。

続きを表示

2018年2月23日のニュース