鈴木亮平「西郷どん」スタート「泣いて笑って叫んで…エネルギッシュな西郷です」

[ 2018年1月7日 08:00 ]

「西郷どん」で主演を務める俳優・鈴木亮平(C)NHK
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 俳優・鈴木亮平(34)が主演を務めるNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜後8・00)が7日スタートする。林真理子氏(63)の小説が原作で、薩摩の下級武士の家に育った西郷隆盛が、藩主島津斉彬や勝海舟、坂本龍馬らと出会い、革命家となって維新を成し遂げる姿を描く。脚本は鈴木も出演した14年NHK連続テレビ小説「花子とアン」を手がけた中園ミホ氏(58)。役者人生の目標だった大河主役をつかんだ鈴木が、作品への思いや意気込みを語った。

◆男にも女にもモテる隆盛の魅力“共感力”を演じたい

 ――鈴木さんが演じる“西郷どん”西郷隆盛の魅力を教えてください。

 「僕は“共感力”と呼んでいるのですが、目の前にいる相手の気持ちを思い遣る力がずば抜けて高い人だったのではと思いながら演じています。男にも女にもモテる人間性。相手の痛みを自分の痛みのように、相手の喜びを自分のことのように感じられる部分が、吉之助(隆盛)の持っていた美徳といいますか、日本中から愛される人物になった素質なのではと。その力が様々な交渉ごとや江戸城の無血開城などに繋がっているのではと思っています」

 ――これまで多くの役者が西郷隆盛を演じてきましたが、今作で描かれる新しい西郷のイメージや、視聴者に見てもらいたい部分はどこでしょうか?

 「世間のイメージはどっしり構えて動じない、無口で男っぽい人物像だと思いますが、今作ではかなり違ったキャラクターになっています。とにかくよく泣きます。役作りをする上で、作家・海音寺潮五郎先生の史伝を読みました。その中にも涙もろい男だったと書かれてあった。時代考証の先生にも聞いたのですが、当時の武士は泣くということが男らしくないことだとは捉えていなかったようで、しょっちゅう泣いていたのではないかと。西郷の“共感力”という言葉に繋がるのですが、相手が困っていたら一緒に泣くような人間になっています。あとはよく走りますね(笑)。巨漢なので、走っているイメージがないかもしれませんが、とにかく走ります。走って汗を掻いて、泣いて笑って叫んで…というエネルギッシュな西郷が描かれています」

◆新しいイメージと世間のイメージ…バランスよく芝居を

 ――実在する人物を演じるのは難しいですか?それとも楽しいですか?

 「実在した人物を演じるのは責任が大きいです。子孫の方もたくさんいらっしゃいますし、これだけ有名な人ですから期待を裏切れない重圧があります。たくさん史料がありますので、読んで自分なりに解釈して想像しながら演じるのがとても楽しいですし、実際に激動の人生を過ごした人の感情や場面を追体験できるのは普通の人生では絶対に味わえないこと。お芝居とはいえ、演じているときは自分がその出来事を体験している気持ちになっているので、物凄く貴重な経験をしています。今作の西郷どんを演じていて難しいのは、世間のイメージと僕たちが表現したいことが大きくかけ離れていると、視聴者がついていけないと思いますし、そのままのイメージですと新鮮さや面白みがない。絶妙なバランスが自分の芝居に求められているのではと思います」

 ――実際に撮影が始まってみて、イメージしていた大河と違いますか?それとも想像通りでしたか?座長として心掛けていることを教えてください。

 「ずっと大河ドラマがやりたかったので心の準備はできていました。現場に入っても驚くくらい緊張しませんでした。想像通り凄いなと思ったのは、鹿児島や地元の方々の盛り上げようという気持ち。その期待をしっかりと背負っていきたい。また、毎日ご一緒させてもらう役者の方々が大先輩だったり、第一線で活躍されている人ばかりなので、毎日大変刺激を受けています。主役なので“受けの芝居”も多く、毎日代わる代わる師匠たちがいて勉強をさせてもらっている感じ。大河ドラマでしか味わえないことですね」

 ――視聴者にメッセージをお願いします。

 「見ていただける人それぞれの“生き方を見つめ直す”きっかけになるのではないかなと思います。“西郷さんのように一直線な人にはなれないけど、こういう真っ直な人っていいよな”と感じていただけたら嬉しいです」

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