米ラップ界大物セクハラか 名門レーベル設立者が引退

[ 2017年12月1日 10:21 ]

ラッセル・シモンズ氏(2015年2月)(AP)
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 米国のラップ音楽(別名ヒップホップ)の名門レーベル「デフ・ジャム・レコーディングス」設立者のラッセル・シモンズ氏(60)が複数の女性からセクハラ被害を訴えられ、同社の経営から退くと明らかにした。AP通信が11月30日、報じた。

 米国ではハリウッド映画界の大物プロデューサーのセクハラ疑惑を機に政治、芸能、スポーツ界などで自らが受けた性的被害を告発する動きが活発化している。

 APによると、被害を訴えた女性脚本家は1991年にニューヨーク市内のシモンズ氏のアパートで無理やり性行為をさせられたと主張している。シモンズ氏は女性とは認識が異なるとする一方で「軽率だった」と謝罪した。

 デフ・ジャム・レコーディングスは84年に設立され、LLクールJ、ビースティ・ボーイズなど著名アーティストを数多く輩出している。(共同)

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2017年12月1日のニュース