男性に最も多い前立腺がん 悪性度高くなく死亡率低い

[ 2017年12月1日 05:30 ]

 俳優・西郷輝彦(70)が30日、前立腺がんを患っていることを所属事務所を通じて公表した。

 医師でジャーナリストの森田豊氏は「男性が患うがんで最も多いと言われているのが前立腺がん。悪性度は高くないので予後が良い。死亡率は低い」と説明する。一度摘出した後に再発するケースもあまり多くない。治療はホルモン療法が効果的とされ、西郷も男性ホルモンの分泌を抑制してがん細胞の増殖を抑える治療を受けているとみられる。

 前立腺がんの原因は加齢や食生活の欧米化と考えられており「60歳を過ぎると急速に多くなる」という。痛みなどの自覚症状がほとんどないため「検診の際にPSA(前立腺特異抗原)の血液検査をオプションで付けることがお勧め。信頼性が高く、がんが見つかりやすい」と推奨した。

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2017年12月1日のニュース