「AC/DC」マルコム・ヤングさん死去 ロック界から追悼の声

[ 2017年11月20日 05:30 ]

マルコム・ヤング氏(AP)
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 オーストラリアのロックバンド「AC/DC」のギタリスト、マルコム・ヤングさんが18日に死去した。64歳。スコットランド出身。ロイター通信などが報じた。死亡場所や死因は不明。公式ホームページによると、バンドのフロントマンで実弟のアンガス・ヤング(62)ら家族にみとられ亡くなった。

 マルコムさんは2014年ごろに認知症を患い、バンドを脱退。直後に肺がんや心臓の手術も受けていた。10月には実兄でバンド初期のプロデューサーを務めたジョージ・ヤングさんが亡くなったばかりだった。

 73年、AC/DCを結成。80年のアルバム「バック・イン・ブラック」は世界で5000万枚を超える売り上げを記録した。

 小学生風の扮装など派手なパフォーマンスのアンガスと対照的に、堅実なプレーと作曲能力でバンドの屋台骨を支え、ギターリフの力強い音色は多くの後進に影響を与えた。

 ロック界からは追悼の声が相次いだ。オジー・オズボーン(68)は「友であるマルコム・ヤングの訃報を知り本当に悲しい。AC/DCに神のご加護を」。エディ・ヴァン・ヘイレン(62)は「マルコム・ヤングは僕の友人で、AC/DCのハート&ソウルだった」としのんだ。ほか「ホワイトスネイク」のデイヴィッド・カヴァデール(66)、「デフ・レパード」のジョー・エリオット(58)らも死を悼んだ。

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2017年11月20日のニュース