「陸王」第5話は自己最高更新16・8%!“包囲網”かいくぐり大幅2・3Pアップ

[ 2017年11月20日 09:03 ]

TBSドラマ「陸王」に出演する(左から)山崎賢人、役所広司、竹内涼真
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 俳優の役所広司(61)が主演を務めるTBS日曜劇場「陸王」(日曜後9・00)の第5話が19日に30分拡大で放送され、平均視聴率は16・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが20日、分かった。前回から大幅2・3ポイント急上昇。第3話の15・0%を大きく上回り、自己最高をマークした。後半、さらに盛り上がりそうだ。

 第1話(10月15日)は日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」2時間スペシャル(20・4%)、第2話(10月29日)はフジテレビ「プロ野球・日本シリーズ」(11・2%)、第4話はテレビ朝日の映画「シン・ゴジラ」(15・2%)と裏に強力番組がありながら、第1話=14・7%、第2話=14・0%、第3話=15・0%、第4話=14・5%と堅調に推移。第2話は衆院選特番(10月22日)のため1週遅れになる“逆風”もあったが、他局の“包囲網”をかいくぐり、今回、ついに“爆発”した。胸熱のストーリー展開とともに、視聴率の動向も注目される。

 昨年7月に発売された作家・池井戸潤氏の同名小説(集英社)をドラマ化。同局による池井戸氏作品のドラマ化は「半沢直樹」(2013年10月クール)「ルーズヴェルト・ゲーム」(14年4月クール)「下町ロケット」(15年10月クール)に続き、4回目。経営危機にある創業100年以上の老舗足袋業者「こはぜ屋」が会社存続を懸け、ランニングシューズの開発に挑む企業再生ストーリー。脚本・八津弘幸氏、チーフ演出・福澤克雄氏のゴールデンコンビが、またもタッグを組んだ。

 役所の連続ドラマ主演は02年のフジテレビ「盤嶽の一生」以来15年ぶり。TBSの連ドラ主演となると、1997年7月クール「オトナの男」以来20年ぶり。こはぜ屋の4代目社長・宮沢紘一を演じる。紘一の長男・大地に山崎賢人(23)、こはぜ屋のランニングシューズを履く「ダイワ食品」陸上部の長距離ランナー・茂木裕人に竹内涼真(24)と今をときめく若手人気俳優をキャスティング。箱根駅伝3連覇の青学大陸上競技部長距離ブロックの原晋監督(50)が走法指導と監修として参加。竹内らランナー役の出演者を鍛え上げた。

 第5話は、ランニングシューズ「陸王」の開発資金がかさみ、宮沢(役所)は当面の資金繰りに悩む。その中、大地(山崎賢人)らの何げない会話から、新製品の開発を思い付く。それは、陸王のために試行錯誤しているソールの素材「シルクレイ」の技術を応用した新しい地下足袋だった。「足軽大将」と命名された地下足袋はヒット商品となり、資金繰りに明るい兆しが見えた宮沢は心を新たに陸王の開発を決める。しかし、肝心のシルクレイの製造に暗雲が立ち込める。一方、陸王を履いて練習に励む茂木(竹内涼真)の元に佐山(小籔千豊)が現れ、新しいランニングシューズを提供したいと言う…という展開だった。

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2017年11月20日のニュース