是枝裕和監督「三度目の殺人」ベネチア映画祭金獅子賞を逃す コンペ部門

[ 2017年9月10日 03:31 ]

是枝裕和監督
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 第74回ベネチア国際映画祭の授賞式が9日夜(日本時間10日未明)に行われ、コンペティション部門に日本から唯一出品された是枝裕和監督(55)の最新作「三度目の殺人」(公開中)は最高賞「金獅子賞」を逃した。1997年、北野武監督(70)の「HANA−BI」以来20年ぶりの快挙となる日本作品の金獅子賞受賞はならなかった。

 金獅子賞は「パシフィック・リム」などで知られるメキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督(52)の「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター(原題)」が受賞した。

 是枝監督は1995年のデビュー作「幻の光」以来、ベネチア映画祭22年ぶりのコンペ出品。「幻の光」は「金のオゼッラ賞」に輝き、今回、2度目の受賞を狙っていた。

 「三度目の殺人」は福山雅治(48)が初の弁護士役に挑んだ法廷心理サスペンス。カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた「そして父になる」(2013年)以来、福山と2度目のタッグを組んだ。是枝組に初参加の役所広司(61)は得体の知れない不気味な容疑者を怪演している。

 5日(日本時間6日)に公式上映。上映後は約6分間のスタンディングオベーションが起こり、是枝監督や福山は笑顔で観客に手を振って応えた。福山は拍手の瞬間について「監督が僕の膝に手を置いてくださった。ホッとされたのかなと思って、僕もその瞬間ホッとしてうれしかったです」と振り返り、安堵の表情を浮かべた。

 コンペ部門の、その他の主な受賞は次の通り(敬称略)。

 ▽銀獅子賞(審査員大賞)=「フォックストロット」(サミュエル・マオス監督)▽銀獅子賞(監督賞)=グザビエ・ルグラン監督(「親権」)▽女優賞=シャーロット・ランプリング(「アンナ」)▽男優賞=カメル・エル・バシャ(「インサルト」)▽脚本賞=「三つのビルボード」(マーティン・マクドナー)▽審査員特別賞=「スイートカントリー」(ワーウィック・ソーントン監督)▽新人俳優賞=チャーリー・プラマー(「リーン・オン・ピート」)

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