月9「貴族探偵」原作・麻耶雄嵩氏「こうもり」映像化に期待&相葉を絶賛

[ 2017年6月12日 12:00 ]

フジテレビ“月9”「貴族探偵」の原作者・麻耶雄嵩氏
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 嵐の相葉雅紀(34)が主演を務めるフジテレビ“月9”「貴族探偵」(月曜後9・00)は12日、原作ファンやミステリーファン必見の第9話。“映像化不可能”の呼び声が高い原作の一編「こうもり」を扱う。原作者の麻耶雄嵩(まや・ゆたか)氏(48)も「どのようにスタッフが趣向を凝らして、TV版『貴族探偵』というコース料理の一品としてテーブルに出してくれるのか、今から楽しみです」と期待している。

 1987年4月からドラマ枠になり、数々の名作・ヒット作を生んだ“月9”の30周年を飾る作品。原作は、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した2011年の「隻眼の少女」など、推理小説の常識を覆す作品を世に送り続けている俊才・麻耶氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」(集英社文庫)。「貴族探偵対女探偵」は14年に本格ミステリ・ベスト10の1位。召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性との会話を楽しみ、遊びに興じるという異色の探偵(相葉)を描く。

 その神業的なトリックゆえ、映像化不可能と言われる「こうもり」は原作「貴族探偵」第3章に収められている一編。女子大生の紀子と絵美は早めの卒業旅行として11月、創業300年以上の歴史を誇る北陸の老舗旅館を訪れる。2人は同じ宿泊客の大人気作家・大杉道雄と妻・真知子、真知子の妹・水橋佐和子と夫・洋一、両家と親交がある小説家の堂島尚樹と出会う…という展開。

 これをドラマは、バーベキューを楽しむキャンプ場に変更。原作にある女子大生の紀子と絵美の役割を、新米探偵・高徳愛香(武井咲)と警部補・鼻形雷雨(生瀬勝久)が担う。登場人物は、大人気作家の大杉道雄(小市慢太郎)とその妻で元女優の真知子(高岡早紀)、真知子の妹でジャズシンガーの佐和子(田中千絵)とその夫でサラリーマンの水橋洋一(山中崇)、両家族と親交のあるミュージシャン・堂島尚樹(中村俊介)と職業を追加&変更。バーベキューの後、大杉は1人カフェへ。そこには愛香と雷雨の姿。愛香の師匠の名探偵・喜多見切子(井川遥)が亡くなった現場が、この近くだった。そして殺人事件が発生する――。

 麻耶氏は「『こうもり』はありがたいことに高い評価をいただいていますが、映像化が困難なトリックが使われている上に、それを欠くとどうにも地味になってしまう作品です。とはいえ、これまでの話も貴族の華やかな世界を構築したり、巧みなアレンジでミステリ的にも新たな魅力をつけ加えたりと堪能させてもらいましたから、全く心配していません」とドラマ化に全幅の信頼を示し、太鼓判。「『こうもり』もどのようにスタッフが趣向を凝らして、TV版『貴族探偵』というコース料理の一品としてテーブルに出してくれるのか、今から楽しみです」と待ち望む。

 放送開始前には、月刊小説誌「小説すばる」5月号(集英社)において相葉と対談した。 

 「対談では役作りに対するこだわりなどを聞かせていただいたのですが、実際に放送を目にすると、原作とはタイプが違うのですが、見事に役にハマっいて驚きました。話の構成上、貴族探偵が持たざるを得ない厭らしさを、無邪気なわがままさで、うまく中和しているように感じました。それでいて気品と鋭さを失わない。いざ文章で描こうとすると難しいのですが、こういうタイプの主人公をいつか自分でも書いてみたいですね。終盤、どう展開するか私もまだ知りませんが、相葉さんにはこのままいけ好かないけど憎めないお茶目な貴族探偵のままでいてほしいです」と絶賛。貴族探偵の謎に迫る終盤戦に注目している。

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