水谷豊 初監督&主演作イベント、感涙締めくくり「夢のよう」

[ 2017年6月12日 05:30 ]

初監督と主演を務めた映画「TAP―THE LAST SHOW―」の大阪でのイベントで、ダンサーらと笑顔を見せる水谷豊(後列右)
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 俳優の水谷豊(64)が、初監督と主演を務めた映画「TAP―THE LAST SHOW―」(17日公開)をひっさげ全国で開催した公開記念イベントを感涙で締めくくった。

 5月14日の東京を皮切りに、福岡、札幌、名古屋、大阪の5都市で開催。元天才タップダンサーと若者たちが最後のショーに向けて奮起する作品で、出演したダンサーたちと全国を“完走”した。

 最終地となった大阪は今月9日に実施。監督デビューについて「俳優の時はスタッフが見送ってくれるけど、監督だと10メートル歩いて振り向くとみんないなくなってる」など軽妙なトークで笑わせた。ただ、ダンサーたちが撮影を振り返り「最初のシーンから水谷監督が全員分の芝居をしてくれた」「感極まって泣きながら踊ると“最後まで笑っていよう。ショーマンとして大事なこと”と教わった」と明かすと、みるみる目が潤んだ。「みんなの思いが伝わってきた。ここまで語り尽くせないほどいろんなことがあって、今まさに夢を見ているような気持ちです」と感激の面持ちで話し、「素晴らしいダンサーたち、ありがとう」と感謝した。

 作品のラストで24分に及ぶタップダンスショーが繰り広げられる。イベントでは映画の上映後、ダンサーがショーを披露。スクリーンから飛び出した迫力のパフォーマンスに観客は大興奮。5カ所で計1000人から熱い歓声と拍手を受け「お客さまが喜んでいる状態が映画のラストショーと同じ。映画の中にいるよう」と笑顔。40年間構想を温めた作品が観客に届く瞬間に立ち会い「思い続けた夢が本当にかなったと毎回実感しました。みんなで全国を回れて良かった」と喜びをかみしめた。

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