寺島しのぶ「親への反発はもうない」7月に家族描く主演舞台

[ 2017年6月12日 12:45 ]

寺島しのぶ
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 7月29〜31日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪市北区)で上演される舞台「OTHER DESERT CITIES」でヒロインの長女・ブルックを演じる女優・寺島しのぶ(44)が12日、同中央区の大阪歴史博物館で開かれた取材会に出席した。

 米脚本家ジョン・ロビン・ベイツ(55)が描いた家族劇。「ウィットに富んだ辛辣さで心を打つ傑作」と賞賛された作品だ。

 テーマは“家族”。父が七代目尾上菊五郎(74)、母が女優の富司純子(71)という芸能一家に育った寺島。「家族観は人それぞれだけど、私は10代、20代の頃、結婚前、結婚してから、子供が生まれてからで感覚が違ってきた」と言う。12年9月に長男・眞秀(まほろ)君(4)が誕生。子育てをする中で、偉大な父、母への思いが変わってきた。「子は鎹(かすがい)。父、母と一緒にいる時間も長くなった。親への反発はもうない。ありがたいのひと言」と、長男を授かってから希薄だった家族への思いが深まり、感謝の気持ちが芽生えてきたようだ。

 現在は本読みが終わり、立ち稽古が始まったところ。「あまり(他に)ない、オシャレな演劇になると思う。新しいものを観てみようという感覚で来てもらいたいです」とファンへアピールした。

 東京公演は7月6〜26日まで東京芸術劇場シアターウエスト(東京都豊島区)で上演される。

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2017年6月12日のニュース