篠山紀信氏 ラブドールをモデルに写真集と展覧会「アート超えた工芸品」

[ 2017年4月28日 19:17 ]

ラブドールをモデルにした写真集を発売し、展覧会も開く篠山紀信氏
Photo By スポニチ

 写真家の篠山紀信氏(76)が、ラブドールを被写体にした写真集「LOVE DOLL×SHINOYAMA KISHIN」(小学館刊)の刊行を記念し、写真展を29日から東京・松濤のギャラリー「アツコバルー」で開くことになり28日、同所で会見した。

 これまで人間がモデルの写真に人形を入れ込んだことはあったが、「ほとんどがマネキンで、こんなに精巧なドールは初めて」という篠山氏。「他の人形と違うのはセックスがあること。もともとは性具だったものが、日本の技術によってアートを超えた工芸品になっているのがすごい。今日的な写真が撮れると思った」と説明した。

 フォトスタジオや廃館となった映画館など5カ所でロケを行い、「人間と人形は、似ているようで全然違う。人工知能が入ったら人間よりすごい存在になって、最後は人間が駆逐されて人形だけの世界になるような近未来的なイメージで撮った。写真家にとって面白いテーマ」と満足げ。撮影は場所や光の具合などによって指示を出し、専門のスタッフが微妙に動かしながらポージングを決めていくスタイルで「1枚撮るのにけっこう時間がかかるし、人件費もかかる。いろいろと苦労はあったけれど、水の中にずっと入っていろと言っても文句を言わないのは良かった」と冗談めかした。

 それでも、「廃屋とヌードは不思議と合うんだよね。不気味でシュールな感じが全編に流れているし、虚と実が混ざり合うことによって新しいリアリティーが見えてくると思う」と自信の笑顔。配管がむき出しになった退廃的な写真展の会場にもこだわり、「ムラムラしたら、すぐ近くにラブホテルがあるから。オクシブ(奥渋谷)でラブドールとラブホテル、対になっているから来なきゃダメですよ」とご満悦の表情でアピールしていた。

 写真展は5月14日まで開催

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