【アカデミー賞】「ラ・ラ・ランド」作品賞逃すも主演女優賞など最多6冠

[ 2017年2月27日 15:39 ]

 映画界最大の祭典、第89回米アカデミー賞の発表・授賞式が26日(日本時間27日)、米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、史上最多タイの14ノミネート(主題歌賞候補2作品)と大本命視されていたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(監督デイミアン・チャゼル)は作品賞を逃した。主演女優賞、監督賞、撮影賞、美術賞、作曲賞、歌曲賞と最多6部門を制した。

 第87回(2014年度)アカデミー賞3部門に輝いた「セッション」で一躍、世界の注目を集めた32歳の新鋭・チャゼル監督の最新作。ロサンゼルスを舞台に、自分の店を開くことを夢見る売れないジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)と女優を目指してオーディションを受け続けるミア(エマ・ストーン)の恋の行方を描く。題名の「ラ・ラ・ランド」とは「ロサンゼルス、主にハリウッド地域の愛称」「夢の国」「陶酔し、ハイになる状態」を意味する。

 作曲は「セッション」でグラミー賞候補になったジャスティン・ハーウィッツ。振付は人気テレビシリーズ「アメリカン・アイドル」「glee/グリー」などのマンディ・ムーア。

 前哨戦の第74回ゴールデン・グローブ賞はノミネートされた全7部門を制覇し、史上最多となる7冠。今月24日に日本公開されたばかり。

 結果は以下の通り。

【作品賞】「ムーンライト」

【主演男優賞】ケイシ―・アフレック「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

【主演女優賞】エマ・ストーン「ラ・ラ・ランド」

【助演男優賞】マハーシャラ・アリ「ムーンライト」

【助演女優賞】ヴィオラ・デイヴィス「フェンス」

【監督賞】デイミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」

【脚本賞】「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

【脚色賞】「ムーンライト」

【撮影賞】「ラ・ラ・ランド」

【美術賞】「ラ・ラ・ランド」

【音響編集賞】「メッセージ」

【録音賞】「ハクソー・リッジ」

【編集賞】「ハクソー・リッジ」

【作曲賞】「ラ・ラ・ランド」

【歌曲賞】City of Stars「ラ・ラ・ランド」

【衣装デザイン賞】「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

【メイク・ヘアスタイリング賞】「スーサイド・スクワッド」

【視覚効果賞】「ジャングル・ブック」

【外国語映画賞】「セールスマン」(製作国=イラン)

【長編アニメーション賞】「ズートピア」

【短編アニメーション賞】「ひな鳥の冒険」

【短編実写映画賞】「合唱」

【長編ドキュメンタリー賞】「O・J:メイド・イン・アメリカ(原題)」

【短編ドキュメンタリー賞】「ホワイト・ヘルメット―シリアの民間防衛隊―」

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2017年2月27日のニュース