長谷川博己、日曜劇場初主演 「小さな巨人」で“左遷”刑事役

[ 2017年2月27日 05:30 ]

TBS日曜劇場「小さな巨人」で対立する長谷川博己(左)と岡田将生
Photo By 提供写真

 俳優の長谷川博己(39)が、4月スタートのTBS日曜劇場「小さな巨人」(日曜後9・00)に主演する。完全オリジナルの作品で、警察官の生きざまをテーマにした人間ドラマ。日曜劇場に初主演となる長谷川は、挫折を味わいながら奮闘する刑事を演じる。

 警視庁と所轄の確執や警察内部の闘いを物語の軸とした警察エンターテインメント。事件の謎解きだけではなく、リアルな警察、警察官の姿を描く。昨年公開された主演映画「シン・ゴジラ」では、政府や国家の裏側にも焦点を当て、キーマンを演じた長谷川。今度は警察の裏側を伝えるドラマへの挑戦となる。

 長谷川は警視庁捜査1課の刑事・香坂役で「将来の捜査1課長」と言われたエリートだったが、ある事件をきっかけに人生が一変。所轄の警察署に左遷される。出世街道から外れる一方、警察署で懸命に事件を解決しようとする同僚たちを目にする。刑事としての使命に悩みつつも、自分の正義を信じ、悪と対峙(たいじ)していく。

 「所轄VS警視庁」の構図が展開の中心。香坂のライバルは、岡田将生(27)が演じる捜査1課の山田。香坂が「出世より正義」を貫くのに対し、山田は正反対に「正義より出世」のスタンス。警察官といえども一人の人間。出世争いや駆け引きといった人間模様にも注目だ。春風亭昇太(57)、安田顕(43)らが脇を固める。

 長谷川は「警察組織を舞台に、人間の出世欲や権力欲、正義とは何かを描いた作品です。見る方々の心に何かを残す普遍的な作品になると思います」と自信を見せている。制作のプロデューサーは伊與田英徳氏、監修は福澤克雄氏。13年に「半沢直樹」を大ヒットさせたコンビで新作に挑む。

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2017年2月27日のニュース