がん闘病元Jリーガー、元アイドル妻が支え「1人だったら死んでたかも」

[ 2016年10月14日 21:13 ]

デビュー当時の椎名法子さん(1999年4月29日撮影)
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 元アイドルで女優の椎名法子さん(33)が14日、TBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。元Jリーガーの夫・斉藤紀由(きよし)さん(34)の、がん闘病に寄り添う姿が紹介された。

 2000年代、スキー用品「アルペン」のCMや、最高視聴率26・1%を誇った人気ドラマ「伝説の教師」に出演していた法子さん。27歳の時、元Jリーガーの紀由さんが経営する六本木のバーに立ち寄ったのがきっかけで、約1年後に2人は結婚。明るいキャラクターの紀由さんに引かれたという法子さんは、出会った頃のことを振り返り「ずっとふざけてて…変顔してて」と思わず笑みがこぼれる。美女と野獣のカップルと呼ばれたが、「凄く優しくて、大好きな人と結婚したから、家庭を大事にしようと思って」芸能界を退き、娘の希紀(きき)ちゃんとともに家族3人幸せに暮らしていた。

 結婚・出産発表から4年。30歳の紀由さんに、悪性リンパ腫が見つかる。胃が痛いと薬を飲むことが多かったというが、突然の“がん宣告”に2人は大きなショックを受けた。抗がん剤治療を始めた紀由さんは強い薬の副作用で頭髪も抜け落ちてしまったが、それをネタにして希紀ちゃんを笑わせるなど、家族に心配をかけまいと明るく振る舞っていたという。およそ10カ月後、がん細胞は死滅。再発の恐れは残るものの、血液中にがん細胞が見つからない「寛解」という状態に落ち着いた。「今もすごく不安です。私に何ができるんだろう、って…」と話す法子さん。食事内容にも気をつけながら、必死に夫を支える。

 がん発症から3年目だという今年9月、紀由さんは再検査へ向かった。「ハラハラするんですけどね。実は」と、普段家族の前では出さない本音を打ち明ける。定期的に検査は受けているものの、今回は一つの大きな節目。ここで「寛解」ならば、再発リスクは大きく下がるという。「法ちゃんの存在は、凄いでかくて。1人だったら死んでるんじゃねえか、と。再発したら、また倍、心配かけるんで…“異常なし”っていうのが理想的なんですけど」。結果は「寛解」。再発はしていなかった。うれしい結果を妻と娘にも報告し「法ちゃんにも、希紀ちゃんにも、感謝しないといけないな。ありがとうございます」と頭を下げ、法子さんもホッとしたように微笑んで、夫婦で手を握り合った。

 法子さんは今、第2子を妊娠中で、3月に出産予定だという。現在紀由さんは、六本木のバーに復帰しており、身体を気遣いながら元気に働いている。VTRを見たテリー伊藤(66)は、「御主人、たいしたもんだよね。一番辛いときに、率先して笑うって。なかなかの男だよね」と称賛。バーの常連で友人だというお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾(33)も、紀由さんの人柄は本当に多くの仲間にも愛されていると話し、家族とともに仲間も応援していることを伝えた。

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2016年10月14日のニュース