谷川将棋連盟会長「ファンに心よりおわび」異例の竜王戦、前夜祭

[ 2016年10月14日 19:29 ]

 将棋の七大タイトル戦では異例の挑戦者が変更される事態となった第29期竜王戦7番勝負の第1局(15、16日)を前に14日、京都市内のホテルで前夜祭が開かれ、日本将棋連盟の谷川浩司会長は「主催の読売新聞社やファンの皆さまにご迷惑をお掛けし心よりおわび申し上げます」と話した。

 今期の挑戦者には三浦弘行九段(42)が決まっていたが、対局中に将棋ソフトを不正使用したとの疑いが浮上、12日に今年末までの出場停止処分を受けた。このため規定により、挑戦者決定戦に進出した丸山忠久九段(46)へ変更となった。

 防衛を目指す渡辺明竜王(32)は「最高のタイトル戦である竜王戦にふさわしい将棋を指したい」とあいさつした。急きょ7番勝負に出場することになった丸山九段は「最強の相手と対局する機会をいただいた。皆さんに楽しんでいただけるようにしたい」と抱負を述べた。

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