ハルキストため息…今年も村上春樹氏に吉報届かず

[ 2016年10月14日 05:30 ]

ノーベル文学賞

村上春樹氏
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 有力候補と目された村上春樹氏の受賞はならず、日本で吉報を待ったファンも肩を落とした。

 村上氏がデビュー作「風の歌を聴け」(79年)を書いた頃に住み、ジャズ喫茶を経営した東京都渋谷区の千駄ケ谷では、鳩森八幡神社で受賞カウントダウンイベントが行われた。住民や「ハルキスト」と呼ばれる愛読者ら約300人が大型モニターで発表中継を見守ったが、願いは届かず「あ~」とため息。商店街仲間だった「ブックハウスゆう」の店主・斎藤祐さん(71)は「(受賞によって)このイベントは今年が最後になると思っていたけど…残念です。いいサプライズを待っていたけど、まさかボブ・ディランとは」と絶句。牛久保英昭さん(77)は「春樹さんは地元のスター。来年こそ受賞して、東京五輪・パラリンピックに向けて街づくりをしている千駄ケ谷を盛り上げてほしい」と話した。

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